10年後には、大規模なDSRC(狭域通信技術)市場が誕生

DSRCが10年あるいは10数年後に自動車走行に重大な影響を与え、アメリカでは大規模な市場に発展すると、米国の調査会社ABI リサーチでは予測している。

DSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信技術)の時代が、急速に近づいていると言われている。実際に、10年或いは10数年後、DSRCは自動車走行に重大な影響を与えつつ、アメリカで大規模な市場に発展するだろう。これは、ABIリサーチの重要な調査結果である。

ABIリサーチの調査レポート「DSRC(狭域通信)市場:最新の車両認識システム、商業、通信向けの新Wi-FiとRFID市場」は、ナビゲーションシステムや新自動車料金収受システム、ストリーミングエンターテイメント、高速道路交通システム、インタラクティブコマースに至るまで、最新交通情報をリアルタイムで得られる、ワイヤレスネットワーク技術に関する最新情報を提供する。またさらに、車輌の走行を追跡したり、その利用を記録したり出来るということから、「Privacy Watchdog」(ネット企業の監視サイト)や国家安全機関(Homeland Security)への通報というような可能性も秘めている。

ABIリサーチのリサーチアナリストDan Benjamin氏は、「10年以内に、アメリカで主に運輸省の出資による、大規模なインフラ設備導入が行われるだろう。だが予算やロードマップの作成が出来ていない為、詳細を説明することは難しい。」

何故アメリカ政府が新たなインフラ導入に関心を寄せているのか? それは、既存のインフラは実用面で限界が来ており、互換性の問題も抱えているからである。ABIリサーチの調査レポート「DSRC(狭域通信)市場:最新の車両認識システム、商業、通信向けの新Wi-FiとRFID市場」は、全米の道路に802.11ネットワーキングシステムを導入するための初期費用は、少なくとも10億以上かかると分析している。

しかし一体、どこが作業を受け持つのだろうか?導入によって得られる、様々な効果が公開されているわけではないし、自動車メーカーは概して管理義務を負うことに消極的だ。本レポートは、個人向けサービス事業者に新たなビジネスチャンスを提供する市場領域を紹介する。

Benjamin氏は、「例えばWiMAXや固定無線ブロードバンド市場の参入企業が、このことで多大な利益を得る可能性があるのだが、彼らはまだその可能性にすら気が付いていない」と述べている。


◆調査レポート
DSRC(狭域通信)市場:最新の車両認識システム、商業、通信向けの新Wi-FiとRFID市場リンク

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