マルチプレイの需要によって成長するヨーロッパのデジタルテレビ

英国の調査会社インフォーマテレコムズ&メディア社は、2006年末までに西欧の40%の家庭にデジタルテレビが普及すると予測している。

2006年9月5日
2006年末までに西欧の40%の家庭にデジタルテレビが普及するだろうと、英国調査会社インフォーマT&M社の調査レポート「西欧のテレビ市場(第10版)」は報告している。この調査レポートは、西欧においてデジタルテレビを所有する世帯数は2010年までに1億を越え、2011年末には1億1600万世帯、普及率75%となるだろうと予測している。

インフォーマT&M社のメディア部門のリサーチマネージャAdam Thomas氏は、「デジタルへのアップグレードが始まりつつあり、市場は成長し、コンバージェンスやクアドラブルプレイなどのコンセプトが明確化してきて、サービスがより現実的なものになりつつある。多くの消費者の関心は、従来のテレビ放送にプラスして提供されるわかりやすいサービスに向けられている。すなわち有料テレビ、ビデオオンデマンド、高品位テレビ、DVR、ブロードバンドと電話の固定/無線通信などである。テレビ局や電話会社は、このような需要に応えるべく自社のポジショニングを模索している」と述べている。

(表略)

2006年末までは、デジタルテレビの普及率は英国が首位で32%、ドイツが18%、フランスが14%と続く。英国のデジタル加入者は2006年には500万世帯以上増加するものの、今後5年間で英国のリードは徐々に弱まり、2011年には22%まで下落するだろう。

Thomas氏によれば、「統合サービスへと向かう進歩の兆候をみれば、デジタルテレビの成長は明らかである。2005年までにデジタルテレビにアップグレードした西欧の世帯数は1070万で、2011年末までには大幅に増加して6750万がアップグレードするだろう」とのことである。

(表略)

英国調査会社インフォーマT&M社は、TV International、New Media Markets、Cable & Satellite Europe and Television Business Internationalなど、メディア関連の出版物を多数提供している。「西欧のテレビ市場(第10版)」は、340ページの調査レポートである。同社は、地域毎のテレビ市場の主要なポートフォリオを提供する調査レポート(アジア太平洋、南北アメリカ、中東と北アフリカ、東欧)を出版している。

「西欧のテレビ市場(第10版)」について

現在のデジタルテレビの市場環境と将来の方向性を分析している。主要な指標をわかりやすく提供し、信頼できる2011年までの予測を行っている。ドイツ、フランス、英国、イタリア、スペイン、アイルランド、スカンジナビア諸国など15カ国のテレビプラットフォームに関する詳細な情報を提供している。

読者は新しいビジネスチャンスを絞り込み、投資に最適な分野を知ることができる。最近のスペインとフランスで始まったIPTV以外のテレビプラットフォームサービスはすべて未定の状態で、この調査レポートはこれらの勝算に関する貴重な洞察を提供している。


◆調査レポート
西欧のテレビ市場 (第10版)
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◆英国インフォーマテレコムズ&メディア社について
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