マサチューセッツ州ケンブリッジ、2006年8月17日
世界のVoIP世帯の2/3(5800万世帯)が2010年までにIMSプラットフォームで提供されるようになるだろうと米国の調査会社ピラミッドリサーチ社は報告する。
「初期のFMCはUMAが主流で、IMSではなかった。しかし、日本のソフトバンクなど数社のキャリアが、最初からIMSによるFMCを計画している」と、ピラミッドリサーチ社のアナリストSvetlana Issaeva氏は述べている。
Svetlana Issaeva氏は、キャリアはサービス移行戦略によってIMSベースのサービスの短期あるいは長期的な採用、およびその収益の可能性が決まるだろうと語る。調査レポートは、キャリアのタイプと地域的特長による、IMSへの移行の新しい形態を調査している。キャリアとベンダは、IMSアーキテクチャに対する要求がすべて整い、完全なIMSサービスが始まるには、少なくともあと2年はかかると見ている。ピラミッドリサーチ社は、すでにサービスの始まっている市場で、既存の通信会社がVOIP加入者をSIPとIMSプラットフォームへ移行しはじめるのは、2008年以降になると予測している。
この調査レポートは、IMSによるSIP音声通信の採用ではヨーロッパがリードし、2010年には加入者数は3500万人になるだろうとしている。ビデオ共有などのIMSのトライアルはヨーロッパで最も進んでおり、既に商業化されている。また、ほとんどのヨーロッパの既存のオペレータもまた、加入者獲得や、ウェブ会社、altnet、MSOによるトラフィックの損失に対抗して、FMCサービスの開始を計画している。またIMSは新興市場においても、WiMAX、EDGE、CDMA1xネットワークとの組合せによるSIPサービスとして普及するだろう。
◆調査レポート
IMSで変わる通信会社:アプリケーション中心の世界における通信会社の特効薬
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