変化し続けるコンピューティング市場のダイナミズムによって、x86プロセッサ市場は地味な市場からエキサイティングな状況へと変化してきている。AMDはインテルがかつて出会ったことのない強力な競争相手となったが、それでも企業規模はインテルにはるかに及ばず、市場で競争力を保つには革新を続行しなければならないだろうと米国の調査会社インスタット社は報告する。はるかに大きいとはいえインテルも切迫感を新たにし、新製品と戦略で応じようとしている。AMDも今後の競争力を維持するためには、革新的であり続けなければならないだろう。
「インテルとのより厳しい競争に直面して、AMDのATI買収は、将来のPCプロセッサにおけるGPU(Graphics Processing Units)の統合における一波乱となるかもしれない。PCの戦いはもはやプロセッサの戦いではなく、プラットフォームにおける戦いである」と、インスタット社の主席アナリストJim McGregor氏は言う。
インスタット社は、この2冊の調査レポートにおいて、下記についても調査した。
- AMDのPCとサーバのシェアは、2004年第1四半期以来着実に上昇している。AMD64アーキテクチャが好調で、PCとサーバの両方の市場で22%以上を占めている
- AMDは、インテルのコアマイクロアーキテクチャとの激しい競合に直面しているが、現在、DDRサポートによるAMD64製品ライン全体を強化し、65nm生産に移行しつつある
- AMDは今後のプラットフォーム増強のためにエコシステムを向上するようなパートナー探している。たとえば、サーバのインターフェースとソケットをコンパチブルにできるコプロセッサを提供するTorrenzaや、オープンプラットフォーム管理規格を提供するTrinityなどである
- AMDのATI買収には多くの課題があるが、様々なCPU、GPUベンダや半導体ファウンドリなどのPCのエコシステムに重要な影響を与えそうである
- インテルの競争力増強やATI買収の影響は、少なくとも1年間は確実には見えてこないだろう
インスタット社の調査レポート「好調なAMD、インテルとの競合と課題 - The AMD Challenge: A Reversal of Fortunes」は、コンピュータ市場の競争環境の変化を調査し、AMDの新しいビジネスチャンスへの投資やそれによってライバルインテルとの競争力がいかに変化するかについて分析している。新しい競争の場や、新たなライバルとの争いを超えて、かすかに見えつつある今後数年間のプラットフォーム争いの行方に影響を与えるAMDとインテル両方の資本力についても調査している。
調査レポート
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好調なAMD、インテルとの競合と課題
The AMD Challenge: A Reversal of Fortunes
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