インテルは2005年過去最高の年、2006年は多くの課題

2005年にインテルは388億USドルの過去最高の収益をあげ、過去2番目の純益86億USドルを記録したものの、米国の調査会社インスタット社では、需要の減速と競争が高まって利幅が落ち込む製品が増えることで、2006年にはこの勢いを維持するのは難しいとみている。

2005年、インテルは388億USドルの過去最高の収益をあげ、過去2番目の純益86億USドルを記録したが、需要が減速し、競争が高まって利幅が落ち込む製品が増え、2006年にはこの勢いを維持するのは難しいだろうと、米国の調査会社インスタット社は報告する。2005年にインテルはデスクトップPCとサーバのデュアルコアプロセッサを発売したが、両方のセグメントにおけるAMDとの競争は続いている。しかしインテルはモバイルPCという最も急速に成長しているプラットホームを持っており、確固たる地位を維持している。

「インテルは2006年後半に、より高い性能とよりよい電力効率の競争力あるプロセッサによって製品ラインを完全に作り変えるだろう」と、インスタット社のアナリストJim McGregor氏は言う。

インスタット社の調査は下記についても述べている。
■ メモリでは、インテルは今後大きな成長が見込めるNAND Flashの新しい合弁事業に着手した
■ インテルはエンターテインメントPCのコンセプトのプラットホームの新しい戦略を始めた。しかし、Viivブランドは以前のインテルブランドほど定義されていない。そのため、重要な消費者とのコンタクトにおいて難航している
■ インテルは、より迅速に安いコストにおいて65nmのプロセスに着手でき、現在3つの工場で生産しており、2006年にはもう1つの工場が稼動をはじめるだろう

インスタット社の調査レポート「インテル年間レビュー2005年 :複雑な結果を出した一年 - Intel, Year in Review: A Year of Mixed Results」は、インテルの新製品、将来の製品のロードマップ、それぞれの製品のインテルの戦略、主要な競争相手の主要製品について調査している。成長率の予測と経済的、産業的分析、成長予測を提供する。


調査レポート
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インテル年間レビュー2005年 :複雑な結果を出した一年
Intel, Year in Review: A Year of Mixed Results
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