オラクル、サン買収の狙いは?

2009年4月20日 23時20分

 Oracleが4月20日にSun Microsystemsを買収することで最終合意したことを発表しました。1株あたり9.50ドルでの買収交渉に入っており、買収の総額はSunの負債などを含めると約74億ドル、実質は56億ドル程度になる見込みとのことです。

 この買収におけるOracleの狙いはどこにあるのでしょうか。パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。読者の皆様からのコメントもお待ちしています。


  • 西山圭
    西山圭さん (アサップネットワーク株式会社 代表取締役)
    元Sun社員として一抹の寂しさを禁じ得ません。
    x86に曲がりなりにも対抗してきたSPARCの行く末を思うと涙がこぼれます。

    「お母さん、僕のあのStarFire、どうしたでしょうね・・・」

    ちなみに出っ歯とチョンマゲはこれからどうするんですかねえ。


    それはともかくとして。

    Webビジネスをやってると忘れがちですが、
    製造、金融などの業務で使われるICTシステムの信頼性・保守性にかけるコストは半端ではなく、
    Sunの買収でOracleはソフト・ハード両面からこれらハイエンド市場のサービス収入を一手に引き受けることができます。

    また、両社合計した研究開発費は年間40億ドル近くなり、HP・Googleを越えてシスコやインテルに迫ります。

    シスコがサーバ機器に進出を表明する中、
    エンタープライズ市場における総合企業としてIBM・シスコ・HP・オラクルの4強体制となっていくのでしょう。

    Webビジネスに近いところでは、MySQLやJavaを
    Oracleがどうするかは今後、要注目です。


    2009-04-21 09:55:25

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