最終更新時刻:2009年7月10日(金) 7時45分
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動画ビジネスの今後はいかに

 YouTubeやニコニコ動画などのブレイクで、インターネットにおける動画コンテンツが一般に楽しまれるようになってきました。さらに、モバイル機器や家庭のテレビからインターネット動画を閲覧する環境も整いつつあります。関連事業としても、動画コンテンツをユーザーに届けるために、検索、インフラ、解析など、さまざまなレイヤーでサービスが生まれています。

 一方で、将来のビジネスチャンスはどうでしょうか。どのようにインターネット動画を自社のビジネスで扱っていけばよいのか、事業収益に結びつけビジネス化させればいいのか、まだまだ成功の道筋が定まっていない状況にも見えます。パネリストの皆さんは動画ビジネスの今後をどう考えているでしょうか。ご意見を聞かせてください。

参考記事:
動画ビジネスの未来と可能性を知る
回答
加藤順彦さん(PanAsia Partners pte ltd パートナー)

お題が「動画ビジネス」ということで、一概にずばっと言い切るのには躊躇いを感じつつも、加藤なりの意見を申し上げます。

動画というコンテンツを今後も産業として成立せしめる=つまり次代のお金の出所の行方 について見渡すと

これまでの100年同様に、現行テレビ産業が如く対価を企業に寄せる広告産業型と、コンテンツを享受する視聴者が対価を支払うユーザ課金型と(多様化していますが)その中間型に類型できる と思います。

広告産業型に関しては(一年半も前に書いたことを引っ張り出しちゃいますが リンク
既に広告主の媒体評価あるいは動画コンテンツそのものに対する評価が、量
(Exposure)的指標から質(Engagement)的指標に変わっていることを、分かった上で思考していかなくてはならないでしょう。

広告型の行く末は、動画コンテンツに企まれている(広告主のための、或いは生活者のための)アイデアに関連して広告を提示することが、いかに生活者とブランドの関係性やつながりを変えたのか、ということが報酬対価とひもづいてくるのです。

一方ユーザー課金型は↑広告主の企図とは無関係に、創作活動をしていく作り手にとっては(中間流通の組み換えが起こる故に)きわめて重要な進化をしていくはずです。

アジアを転々としていて思うのは、先に複製技術が進行したが故の歪みです。

(モラルやルールの議論はさておき)動画に限らずコンテンツが無尽蔵にコピーできている、という現実を乗り越えるためにも、課金がきちんと正しく可能になる動画(コンテンツ)ビジネスの創造 は、より作り手・権利者・視聴者間のフェアネスを実現するために、進化をさだめられていると思います。

ルールでしばりコピーを根絶やしにすることは不可能です。それでも喧嘩上等で、次代の動画ビジネスには軽々とならず者を退場に追い込むモデルで挑み、乗り越えてもらいたい。

ニーズあるところにビジネスあり。このネット経由の動画ビジネスは大きくなります。否、しなくてはならないはずですよ。

2008/10/21 20:15:41
Good×25人

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