Google ストリートビューは便利? 怖い?

2008年8月8日 20時29分

 世界中のあらゆる情報を整理するというグーグルのミッションが着実に歩を進めています。同社は先日、道路に立った目線で実際の街並みを閲覧できる地図サービス「ストリートビュー」を公開しました。東京、大阪、札幌など主要12都市に対応し、細い路地までが網羅されています。これを使えば、夏休みの旅行の計画に役立てたり、あるいは家にいながらバーチャルな旅行を楽しんだりできそうです。

 一方で、プライバシーの侵害を懸念する声もあります。グーグルのカメラに撮影された人は、顔こそぼかされているものの、Google マップに表示されてしまいます。自宅の様子や自家用車なども同様です。もちろんグーグルは、ユーザーからの通報があれば人の顔や車のナンバーをぼかすなど個別に対応していく方針を明らかにしています。

 ストリートビューは日本で受け入れられるでしょうか。ウェブの利便性とプライバシーなどの関係について、パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。


  • 湯川鶴章
    湯川鶴章さん (TechWave編集長)
    「いつまでウダウダ言ってるんだ!プライバシーはもう死んだんだよ!(Get over it! Privacy is dead!)」って言ったのはだれだっけ?確かスティーブ・マクニーリーだったように記憶している。最初に聞いたときは違和感があったけど、マクニーリーの言う方向に進んでいるんだなとは思う。利便性の前に人間は抗えず、ストリートビューも受け入れられるだろうなあ。
     もちろん僕はプライバシーが完全に「死ぬ」とは思わないけど、有名人がいろいろなメリットと引き換えにある程度のプライバシーをあきらめる「有名税」のように、一般人も今後も次々と登場する便利なサービスと引き換えに一定のプライバシーを「便利税」としてあきらめていくようになるんじゃないか、と思っている。
    2008-08-15 08:36:03

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