世界中のあらゆる情報を整理するというグーグルのミッションが着実に歩を進めています。同社は先日、道路に立った目線で実際の街並みを閲覧できる地図サービス「ストリートビュー」を公開しました。東京、大阪、札幌など主要12都市に対応し、細い路地までが網羅されています。これを使えば、夏休みの旅行の計画に役立てたり、あるいは家にいながらバーチャルな旅行を楽しんだりできそうです。
一方で、プライバシーの侵害を懸念する声もあります。グーグルのカメラに撮影された人は、顔こそぼかされているものの、Google マップに表示されてしまいます。自宅の様子や自家用車なども同様です。もちろんグーグルは、ユーザーからの通報があれば人の顔や車のナンバーをぼかすなど個別に対応していく方針を明らかにしています。
ストリートビューは日本で受け入れられるでしょうか。ウェブの利便性とプライバシーなどの関係について、パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。
ストリートビューは受け入れられると思う。現状の日本人の感覚からすると、違和感大ありかもしれないが、このような刺激的なサービスを日本人は歴史的に案外受け入れてきたし、受け入れやすい国民なのではないかとも思う。
世の中、便利なものを利用するという流れは逆行しないものである。たとえば、いまさらインターネット、電子メール、Web ブラウザが不要と言う人は少ないだろう。これらは、今や社会のインフラとして十分役に立っている。
ただし、その代償は発生する。
たとえば、ブラウザが NCSA mosaic 程度しかなかった 1990 年ころ、電子メールやホームページ等への記載内容に極度に気をつける人は少なかった。友人の名簿とかも公開していたページもあった位である。それが今や、ホームページに何かのキーワード、メールアドレスなど、個人を特定するような情報を書こうものなら、たちまち全世界に広まってしまう。インターネットの便利さを享受するには、インターネットの怖さも理解する必要がある。
個人情報の保護が叫ばれているのは、今までとは比べ物にならない速さ、効率、範囲で情報が収集、整理されてしまう現在の状況を反映している。
電子メールが国際郵便の不都合を解消し、Web ブラウザが遠隔地の情報の入手性を解消したように、たとえば「南アフリカ、ケープタウンの街並みを見てみたい」という人にとって、この「ストリートビュー」は絶好のサービスである。このような流れは必然であり、逆行しないだろう。
したがって、一部の人には不満も不安も文句もあるだろうが、この種のサービスは存在し続け、発展するという前提に立って、利用者、関係者は意識を改革する必要がある。
公道から見える景色は、これからは近所に住む人だけに見られるのではなく、全世界から見られるのだ、と。
プライバシーの観点で、行き過ぎた情報を公開するのは、やはり問題だ。今回の件、関係者は特にインターネット利用者に限られないということも課題である。そこで Google の良識が問われると同時に、問題を発見・解決すべき第3者的サービスの需要もあり得ると思うがいかがだろうか。
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2009/11/08 03:02
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2009/11/07 22:16
テレビの撮影とストリートビューとを同じに見ている人がいて少なからず驚きました。その人は、本当にストリートビューを見ているのでしょうか? 繁華街とか幹線道路沿いとかの映像しか見ていないのでは、という気がします。 車一台がやっと通れるような狭い生活道路(路地と言ってもいい)にまで入り込んで塀の上(地上から2.5m〜3mぐらい)の高さから家の中を勝手に撮影して全世界からその映像が見れるように公開するテレビ撮影なんてありますか? もしあったとして、それを「問題無い」と言うのでしょうか? 私はとても言えません。 ストリートビューというサービス自体の是非は置いても、そのような画像がそれこそ機械的に撮影され、無分別に公開されている事には嫌悪感さえ覚えます。 後、Google側のコメント(私道には入っていない、歩行者の視点で、等)が実際の映像と乖離している事も問題なのではないでしょうか。