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「光の道」--ソフトバンクが問いかけるA案とB案の本質とは
11月18日、ソフトバンクが「光の道」構想に関する意見広告を新聞各紙に出稿しました。光の道とは総務省の掲げている成長戦略で、2015年までに全世帯でブロードバンドサービスを利用できるようにするというもの。ソフトバンクは以前より、光の道の実現のためにNTT東西が運営するアクセス部門の資本を分離し、政府、NTT、KDDI、ソフトバンクの共同出資によるアナログ回線会社を新たに設立する案を主張してきました。
しかし総務省は作業部会においてNTTグループの経営を現状維持とする報告案を固めたとの報道が11月17日にありました。ソフトバンクの意見広告は総務省のこうした動きを受けてのものとみられます。
意見広告では「税負担あり、月額料金5000円、エリアは地方切り捨て、時期は2025年以降」というA案と、「税金ゼロ、月額料金1150円、エリアは全国、時期は2016年」というB案(ソフトバンク案)が比較され、AとBどちらを選ぶか読者に問うています。意見広告だけを見ると、B案の方が優れているような印象を受けますが、実際のところはどうでしょうか。パネリストの皆さんのご意見をお聞かせください。
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松尾 康博さん (IT企業で研究開発と技術教育に従事)10年前のADSL論争を彷彿とさせますね。 両陣営ともに意図的に極論を展開して綱引きするんでしょうが、少なくともソフトバンクは社費でこの広告を打っており、その一方でのらりくらりかわしているNTTを見ると、ソフトバンクを応援したくなるのは心情。 元公社とベンチャーから成長した企業、どちらの思考が最終的に正しいのかという見方では、... -
西山圭さん (アサップネットワーク株式会社 代表取締役)Y!BBが無ければ日本のブロードバンドの普及は3年は遅れていたので、実績に基づく孫社長の意見は軽視すべきではありません。 ただ少子高齢化の時代に東京から離島まで一律で光にするという「光の道」計画自体、日本列島改造的な昭和臭を感じます。 また同様に、過去の実績からインフラとしてのサービス品質(QoS)について、NTTとソフトバン... -
後藤 康成さん (フィードパス株式会社 取締役 CTO)比較の指標が「時期」と「地域」と「費用」という指標について近視眼的な見方をすると、当然ながら高速な光ファイバーを「国民全員」が「早い時期」に「安く」利用できるほうがよいに決まっているので、A案に比べるとB案が良いのは明白です。 しかしながら、B案の提案内容も経営指標にフォーカスされすぎており、国民の目線では判断が難しい情報が多いと感... -
クロサカタツヤ / KUROSAKA, Tatsuyaさん (コンサルタント、経営アドバイザー)A案もB案もどっちもダメってことでいいんじゃないでしょうか。 ソフトバンクの財務状況とかの個別事情にまつわる厳しい目線を捨象したとしても、B案には社会インフラを考える上での基本的な視点が欠落してますね。一方でA案はNTTの自社都合すぎる、というかNTT再編を意識しすぎている。 光ファイバーの敷設という本来の論点に絞り込めば... -
手嶋守さん (株式会社手嶋屋 代表取締役)そもそも論として「光の道」って表現にずっと違和感を感じていました。水の道、車の道は通す物を指しているのに、光の道は通すインフラを指している。プラスチックの道、アスファルトの道と同じ表現。本当なら「情報の道」がスジでしょうね。 ここで何が言いたいかというと、「このインフラを整備して何が便利になるのか?」をはっきりさせるべきだということ...
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