テラ豚丼、ケンタッキー--CGMで企業に危機?

2007年12月10日 13時16分

 動画共有サイトとSNSが発端となった2つの事件がネットで話題となりました。吉野家のアルバイト店員が厨房で山盛りの「テラ豚丼」を作った様子を撮影して動画投稿サイトに投稿した事件と、ケンタッキーの元アルバイト店員が自身のmixi日記に「店内でゴキブリを揚げた」などとウソを書き込んだ事件です。どちらも、ネットで批判が相次ぎ、ついには企業側が謝罪・釈明するに至りました。一般個人がインターネットを利用して自由に情報発信できる時代に、インターネットユーザーと企業はどのようなことを念頭に置いておくべきでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 西山圭
    西山圭さん (アサップネットワーク株式会社 代表取締役)
    こうした「事件」が起こることは、

    「企業自身が悪意ある加害者ではなく」
    「炎上に対して、適切な対応がとれる」

    のであれば、炎上そのものによる短期的な
    悪評よりも、中長期的にみれば、良し悪しを
    別にした知名度・注目度の向上という形で
    「災い転じて福となす」形になるのでは、
    と思います。
    (たとえば「白い恋人」などは、販売再開後は売り切れ続出だそうです)

    今回の件では、KFC・吉野家とも、企業自体が本質的に「お客様に害をなす」ことはしていませんし、逆にこれだけの規模でブランド名が告知されたことは(彼ら自身は絶対認めないでしょうが)
    結果的には絶大な宣伝になったのではないでしょうか。それこそGRPにしたらすごいリーチです。

    ただ、本当に悪いことをしていると、こういう時に内部告発は起きるもので、そうなるとダメージは絶大です。
    ということで、企業が念頭におくべきことは、月並みですが
    【真面目に、お客様本位で、仕事に取り組む】
    これに尽きると思います。
    2007-12-10 23:46:12

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