秋冬モデル登場、ケータイの進化は止まらない?

2007年10月22日 15時22分

 au携帯電話の秋冬モデルが発表されました。2.8インチQVGA有機ELディスプレイや、au×sonyのコラボレーションによる音楽サービスの強化、待ち受け画面へのGoogle検索窓の設置、さらにほとんどの機種がワンセグを搭載するなど、非常に高機能なラインアップとなっています。このあとソフトバンクモバイル、NTTドコモも秋冬モデルの発表を行いますが、携帯電話端末は今後どのような方向に進化していくのでしょうか。ユーザー、そしてキャリアにとって、周辺サービスも含めた差別化要因はどのような点に移っていくのでしょうか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 小越崇広
    小越崇広さん (株式会社 CA テクノロジー トレンドアナリスト/ウェブマーケティングプランナー)
    いちユーザーとして言いたいことはとてもシンプルです。

    「たまにしか使わない機能群はつけなくていいので、
    もっとカッコイイ電話を作ってください。」
    ですが、あまりにも身も蓋も無いので下の文章を加えます。

    昨年とあるニュースサイトで面白いデータが紹介されていました。

    内閣府の発表している『消費動向調査』によると、
    日本の携帯電話の買い替えスパンは年々長くなっているのです。

    調査項目に含まれた平成14年第1四半期の使用年数が
    2.0年に対し、最新の平成19年3月調査では2.7年と伸びは
    実に半年以上。

    理由はいろいろあるでしょうが、少なくともそれらを踏まえても
    人々の買い替えを喚起するほどの魅力は、高機能化した端末
    には無いようです。
    *因みに、買い替えの理由に「故障」を挙げる人の割合は
    ほとんど変わっていません。

    任天堂 岩田社長が「Wii Preview」でプレゼンしたとおり、
    携帯電話も“普通の”人々の無関心と戦わなければいけない頃合に
    なってきているのではないでしょうか?

    高機能化のための高機能化の揺り返しから、
    ケータイを使うことそのものが楽しくなる端末の登場を
    期待しています。

    最後に関連URLを添えておきます。
    よろしければどうぞ。

    Wii Preview:( (リンク ») )
    消費動向調査:( (リンク ») )
    2007-10-22 17:42:08

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