ドラクエ9、データ改造ソフトとのすれ違い通信に警告--宝の地図の確認を

永井美智子(編集部)2009年09月02日 18時39分

 スクウェア・エニックスは、ニンテンドーDS向けソフト「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」について、ゲームデータを改変したプレーヤーと通信をすることで、正常にゲームが遊べなくなる恐れがあるとして警告している。

 一部のユーザーが、任天堂が許諾していない装置を使って、ゲームデータを不正に改変してプレイしているという。ドラゴンクエストIXでは「すれちがい通信」という機能によって、ほかの人と宝の地図を交換できる。この際、ゲームデータの改変によって入手された宝の地図を受け取り、その地図を使ってプレイすることで、そのユーザーのゲームデータにも影響がでてしまう恐れがあるのだという。

 また、複数のユーザーで同時にプレイできる「マルチプレイ」においても、ホストとなるプレーヤーがゲームデータを改変していた場合、本来入手できないはずのクエスト(物語)が追加され、その後のプレイに悪影響を及ぼす可能性があるとのことだ。

 スクウェア・エニックスによると、8月末時点において、正常なプレイで手に入れられる宝の地図のうち、特定のモンスターの名前がついたものは「バラモスの地図」「ムドーの地図」「ドルマゲスの地図」「竜王の地図」「デスピサロの地図」「ミルドラースの地図」のみ。これ以外は不正なデータ改造で取得されたもののため、こうした地図を受け取った場合はプレイせずに、「どうぐ」コマンドの「たからのちず」リスト上で「すてる」を選んで、破棄することを推奨している。

 また、マルチプレイをする場合は、事前にお互いがゲームデータを改造していないかを確認するよう呼びかけており、知らない人とプレイすることは控えるよう求めている。

 不正なゲームデータの改変によって引き起こされた直接的、間接的な現象について、スクウェア・エニックスでは対応できないとしている。

dq_illigal.jpg 不正なデータ改造で取得された宝の地図の例。記者の場合、「オルゴ・デミーラの地図」「ゾーマの地図」が見つかった

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