FujiSankei Business i.
2008/10/16 11:20
半導体大手のNECエレクトロニクスは15日、自動車の運転支援システムに使う画像認識用システムLSIで、従来品に比べデータ処理能力を3倍に高めた「IMAPCAR(アイマップカー)−300」を開発、2009年上期からサンプル出荷すると発表した。
新製品は06年8月に製品化した「IMAPCAR1」の後継品。車載カメラが歩行者や障害物、白線などをリアルタイムで認識するのに使う。回路プロセスの微細化などでデータ処理能力を高めたほか、複数のデータを同時処理する方法を採用。現在の運転支援システムでは難しい特定歩行者の認識が可能なほか、複数の機能を組み合わせるなど、より高度なシステムを構築できるという。
「300」のほか、従来品と同じ能力で、サンプル価格を5分の1の4000円に抑えた「100」など3製品も出荷する。自動車の安全性への要求が高まるなか、「10年から車へのカメラ搭載が爆発的に増える」(金子博昭・自動車システム事業部長)とみて、商品ラインアップを拡充し、高性能システムだけでなく、普及用システムにも対応していく。
IMAPCAR1は日本メーカーの数車種に採用され、累計1万3000個を出荷している。4製品は「11年以降に全世界で年間10万個に届くぐらいの規模」(同)を量産したい考えだ。
NECエレは車載用マイコンの売上高を、08年度見通しの1200億円から15年度に2000億円に引き上げる目標を掲げている。運転支援システムの画像認識用LSIは、そのうち10%を占めるとみている。
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