FujiSankei Business i.
2008/09/25 11:02
ミツミ電機は、デジタルカメラの電池パックが過熱しないように充電時の電流や電圧を制御するIC「MM3324」を開発した。充電時の発火事故などを防止するために2011年11月から施行される国内の安全規格に対応した初の充電制御IC。サンプル価格は525円。09年1月から量産を開始する。
MM3324は、デジタルカメラなどに使われるリチウムイオン2次電池の充電器に組み込んで使う。電池の温度を監視し、温度によって充電時の電流と電圧を変化させる。摂氏10度以下の低温時と45度以上の高温時に電圧と電流を調整し、逆流防止機能も付加して安全を確保する。充電制御だけでなく電池の電圧に追従した効率的な充電ができ、発熱も最小限に抑える。
デジカメの電池パックが過熱しないように充電時の電流や電圧を制御するIC「MM3324」
また、電流の流れを制御するFET(電界効果トランジスタ)など、従来は外付けだった部品を内蔵しているので、他の部品の調達、実装費用を削減できる。
推奨電源電圧範囲は2・7〜5・9ボルト。電池制御電圧は4・22ボルトプラスマイナス30ミリボルト。大きさは5・0×4・4×1・1ミリメートル。
デジカメの世界市場は、07年で8000万台超に達し、年々増加している。これに伴いリチウムイオン2次電池と付属する充電制御ICの市場も拡大する見通し。ミツミ電機は当初、月100万個で生産を開始するが、09年半ばには同150万個に増産、年産1800万個規模にする計画だ。
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