FujiSankei Business i.
2008/08/01 10:42
ソニーは31日、薄型テレビ事業で重点地域と位置づける新興国で、国ごとに異なる消費者ニーズに応じた仕様の「地域戦略モデル」を市場投入する方針を明らかにした。市場特性に応じて機能を絞ることで価格を下げ、薄型テレビ需要が急拡大する新興国市場をテコ入れ。販売数量を追う戦略で世界首位の韓国サムスン電子を追撃する。
薄型テレビは今後、BRICsなど新興国の成長が本格化し、先進国を上回る見通し。「2010年度までに世界シェア首位」(中鉢良治社長)を掲げるソニーも新興国市場攻略が目標達成のカギとみている。
地域戦略モデルはまずインドで近く発売する。現地の消費者に好まれるブラウン管テレビのような外観にし、アナログチューナー(受信装置)を搭載。サイズは20〜32型を中心に展開する。中南米では大型のスピーカーを搭載した製品を開発。来年には中国でも専用モデルを出していく。
米国では今春から、従来機より2割以上価格を下げた機種を「コストコ」などの大規模小売店に展開し、好調だ。地域戦略モデルの価格は従来品より低く抑える方針だ。
サムスンなどは国ごとにきめ細かく商品ラインアップを展開し、高いシェアを握る。薄型テレビ2位のソニーも「求められるモデルを開発し、素早く市場投入できる事業態勢」(吉岡浩テレビ事業本部長)を確立し、世界シェア15〜20%を奪う考えだ。
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