最終更新時刻:2009年7月11日(土) 10時00分

トヨタが開発、世界初…カーナビ連動ブレーキ制御技術 一時停止交差点の事故防止

FujiSankei Business i.

2008/02/08 10:37  

 トヨタ自動車は7日、カーナビゲーションシステムの地図情報を活用し、一時停止交差点手前のブレーキ操作を手助けする技術「ナビ・ブレーキアシスト」を世界で初めて開発したと発表した。一時停止交差点で発生する事故は、四輪車の人身事故の10%強を占める。その予防に向け開発した運転支援技術で、近く発売する高級セダン「クラウン」に採用する予定。

 ナビ・ブレーキアシストは一時停止線で安全に停止できるようブレーキを制御する技術で、ソフト開発でカーナビ専門会社アイシン・エィ・ダブリュが、地図作製でゼンリンなどの協力を得た。

 同技術の確立により、3ステップからなるトヨタ独自の運転支援システムが完成する。

 その流れは、まず車両が「一時停止線の手前約100メートルの地点」に到達すると、前方の停止線の存在をドライバーに画面表示と音声で知らせる。それでも減速しない場合に、一時停止線まで約4秒に迫った時点で、音声などで再度注意を喚起。それによってドライバーが慌ててブレーキをかけると、緊急時と認識した車両が自動的に制動力をほどよい力で高める。

 この3ステップを完成させるためトヨタは、07年6月に一時停止案内機能を開発してミニバン「ノア」「ヴォクシー」などに適用。さらに、CCD(電荷結合素子)カメラ搭載車両が道路上のペイントを認識し、このペイント情報と事前にカーナビに収集した情報を照合することで一時停止線までの距離を高精度に算出する技術も確立済み。これらと今回の新技術を新型クラウンにすべて導入する。

 新技術を利用できる地域は、東京、横浜、名古屋、大阪の4大都市で、片側2車線以上の道路に進入する一時停止交差点約1万1000カ所が対象。

 今後は全国に対象を広げる方針。また、蓄積した技術をベースにクラウンには、高速道路の運転支援機能も採用する計画。

 ブレーキアシストは、強いブレーキが必要な場面で、ペダルの踏込みを補助する装置。トヨタは同装置とカーナビ情報の連動システムを高度化することで、事故予防の精度向上を狙っている。

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