最終更新時刻:2009年7月10日(金) 21時57分

東芝、北米で「HD」プレーヤー半額…BD陣営に反撃

FujiSankei Business i.

2008/01/15 10:38  

 東芝は14日、次世代DVD規格に対応した「HD DVD」プレーヤー(再生機)の価格を北米で13日(現地時間)から最大で半額に引き下げた、と発表した。

 次世代DVDは家電メーカーが2陣営に分裂し、普及に向けて激しく競争しているが、今月4日に米映画大手ワーナー・ブラザースがソニーや松下電器産業などが推進する「ブルーレイ・ディスク(BD)」だけを支持すると表明。BD陣営は、豊富な映像ソフトを持つ米ハリウッドの映画大手6社のうち4社の支持を得て優位に立ち、HD陣営を推進する東芝などの戦略見直しが予想されていた。

 価格を引き下げるのは昨年10月に発売したばかりの3モデル。廉価版の「HD−A3」は299・99ドル(3万2600円)を149・99ドル(1万6300円)に、中級機の「HD−A30」は399・99ドル(4万3400円)を199・99ドル(2万1700円)に、上級機の「HD−A35」は499・99ドル(5万4300円)を299・99ドルにそれぞれ値下げした(いずれも希望小売価格)。

 これら3モデルは、年末商戦のキャンペーン期間(2007年12月21日〜08年1月5日)に約100〜150ドル引き下げた。東芝によると、同期間中の販売が好調に伸びたことから、さらにそれぞれ約50ドルの引き下げに踏み切った。

 東芝は、07年の米国次世代DVDプレーヤー市場で約50%のシェア(市場占有率)を占めトップになるとともに、同じく07年10〜12月の米国次世代DVDドライブ搭載ノートパソコン市場で80%以上のシェアを獲得したことも公表。さらにHD DVDの操作支援やプロモーションに関する情報について電話で答える新サービスを今月から米国で始めた。

 ただ、ワーナーの支持でBD陣営は、規格争いの勝敗のカギを握るとされる主要な米映画作品の7割程度を握ることになる。さらに、HD方式を単独採用してきた米映画大手パラマウント・ピクチャーズもBD陣営への乗り換えを検討していると一部メディアが伝えている。

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