任天堂はあいかわらずビデオゲーム機「Wii」の供給不足に悩まされているが、携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」に対する需要も予想を上回る兆候が見られると最高幹部が米国時間12月17日に語った。
「DSはきわめて好調な売れ行きを続けており、一部の小売業者から年末商戦にかけての在庫を心配する声が上がるほどだ」とNintendo of Americaの社長であるReggie Fils-Aime氏はインタビューで語った。
市場調査会社のNPDによると、DSは2007年のベストセラーゲーム機であり、11月に150万台を売り上げたという。
任天堂はWiiは発売後1年以上が経過しているにもかかわらず、需要を満たすのに必死である。同社はまた、同社は小売業者に対してWii本体に別のゲームソフトやアクセサリーをバンドルして高い値段で売ることは承認できないと通達していた。
Wii本体の価格は250ドルで、Microsoftの「Xbox 360」やソニーの「PLAYSTATION 3」より安いが、一部の小売業者はバンドルしたパッケージをその2倍の価格で販売している。
「そうした販売慣行はあまり好ましく思っていないというわれわれの声を小売業者はすでに耳にしている。そのような形態で販売すると他社に対する当社の価格上の優位がいくぶんあいまいになってしまう。率直に言えば、消費者自身が何をほしいかを決めるべきだ」とFils-Aime氏は述べる。
任天堂は、そのような小売業者に対してWiiの出荷台数を減らすといって脅したことはあるのかと尋ねられ、Fils-Aime氏は2007年のホリデーシーズンに最も消費者から求められている製品の1つを販売するメーカーとして任天堂は大きな影響力を持っていると述べるにとどまった。
「当社が現在持っている強みについて小売業者にあらためて知らしめる必要はない。当社はあくまでわれわれの考えを述べているだけであり、そうすることによって小売業者に対する立場を強化できる」とFils-Aime氏は述べている。
Fils-Aime氏はまた、最近のWiiのゲームタイトルである「スーパーマリオギャラクシー」に非常に期待していると述べた。一部のアナリストは、「スーパーマリオギャラクシー」は有力なソフトだが、ゲーム史上まれに見る高い評価を得ているゲームタイトルにしては発売後1カ月の売れ行きがそれほど良好ではないと指摘していた。
「スーパーマリオギャラクシー」は11月に米国で110万本を売り上げたが、発売1カ月で330万本を売り上げたMicrosoftの「Halo 3」のような大ヒットタイトルが記録した水準には及ばなかった。
「スーパーマリオギャラクシーは間違いなく期待通りだった」とFils-Aime氏は言う。「ギャラクシーはきわめて長い期間にわたって人気を保ち、販売終了までの期間に膨大な本数を売り上げることになるだろう」(Fils-Aime氏)
「わたしの言うことをよく覚えておくように。6カ月間の売れ行きを見れば、最初の1カ月で100万本『しか』売れなかったことなど誰も覚えていないだろう」
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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