文:Emma Boyes(GameSpot UK)
翻訳校正:石橋啓一郎
2007/07/30 12:51
英国ブライトン発--厳しい人柄のクリエイティブディレクター、そして企業の共同創設者でもあるDavid Amor氏は、英国の南岸で開催されたDevelop Conferenceの参加者たちの前で、そろそろパーティゲームを下に見るのをやめるべき時だと語った。
Amor氏は2005年に発表されたPlayStation 2のゲーム「Buzz! The Music Quiz」のブレーンだ。このゲームには、真っ赤なボタンのついた4つのブザーがついてくる。このゲームはカジュアルゲームで大成功した例であり、いくつかの派生作品を生んだ(訳注:「Buzz!」はヨーロッパ各国でリリースされているクイズゲームシリーズ)。
Amor氏の発表のタイトルは「宮本夫人のためにゲームを作る」というものだったが、ゲーム開発の三角関係を期待した人には、期待はずれな内容だっただろう。セッションの名前は、実際には2007年のはじめにGame Developers Conferenceで宮本茂氏が行った基調講演を指すものだ。この講演で宮本氏は、普段ゲームをしない妻が興味を持つかどうかを尺度として使うことが、面白く、市場に届くゲームを彼が作る秘訣だと話した。
Amor氏はカンファレンスの参加者に対し、「専門誌では、このゲームは本当に下に見られてしまっている。しかし、彼らは主流のメディアではない。主流メディアはこのゲームを評価していた。この業界にある、パーティゲームは二流のものであり、開発するのは格好が悪いとする風潮は好ましくないと考えている。われわれは、『Buzz!』の制作を本当に楽しんだ」と語った。
Amor氏は、このゲームでは最初司会者や回答者として、たまねぎ、ハマグリ、ホットドッグ、巨大な親知らずの歯などのおどけたキャラクターを使っていたことを明らかにした。Amor氏によれば、「ソニーは、利用者に受け入れられるよう、ハマグリを使うのをやめ、新しいキャラクターにするようにと指示してきた。このため、われわれは変わったキャラクターをやめて音楽関係のよくあるタイプの人物に変えた」という。
また、最初は30以上に異なるクイズゲームがあったが、それを8つの「非常に簡単な」ものに容赦なく絞った。
同氏はまた、このゲームが最初に発売された2005年10月、最初はトップ20に現れ、それからトップ10に移り、その後順位を下げ始め、通常の曲線でチャートから外れるように見えたと話した。容赦のないもう一つのエピソードは、Buzz!シリーズの続編であり、シリーズ化の最初の作品である「Buzz! The Big Quiz」を作っているときに、同氏はソニーからそれがシリーズの最後の作品になるだろうという簡潔な電話を受けたというものだ。「たくさんのブザーを作らなくてはならないのは、危険だと思ったのだろう」と彼は笑って言った。
その後、奇跡が起こった。クリスマス休暇と新年の時期が終わった後、このゲームがトップ20から落ちることがなかったのだ。「クリスマスの一週間後がピークになった。おそらく他の人の家に行ってこれを遊び、これは面白い、そしてたったの30ポンドだ、うちでも買おう、となったのだろう」とAmor氏は話した。
彼は、「酔った非ゲーマー」にうけるゲームを作る5つの条件を挙げた。既によく知られている(例えば、多くの人はクイズ番組を見たことがあるだろう)、単純さ、親しみやすさ、スクリーンの外でのエンターテインメントの機会を提供する、正しいインタフェースを選ぶ、というものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを 編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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