音楽業界の情報筋らによると、Wal-Martなどのほかの小売業者がDRMフリーの楽曲を販売することも期待されるという。Walmart.comの広報担当Amy Colella氏によると、同社はまだ次の一手を決めていないという。
Colella氏は、「顧客にとってデジタル音楽の互換性が重要なことは分かっているし、この種の機会は常に模索している」と語っている。
EMIの広報担当Jeanne Meyer氏は、DRMフリーの楽曲を発売する次の小売業者についてはコメントを控えている。同氏は、「各方面と積極的に話し合いをしている」と語っている。
業界の消息通らによると、もしEMIがDRMフリーの楽曲に対する小売業者の関心を高めることができれば(Appleは音楽ダウンロード全体の80%のシェアを確保している)、同社が引き金となり、ほかのレーベル各社も試験程度には乗り出す可能性があるという。
EMIと競合するレーベルのある幹部によると、レコード業界内のDRM支持者が恐れるのは、コピーフリーの楽曲が小売業者の間で普及するとレーベル間で「一気に移行が進む」ことだという。
ここは先例に従うのが正しい。Malmberg氏でさえも、レコード業界がその低迷を打開するには消費者が複数のデバイスで音楽を聴けるようにするしかない、と確信している。同氏によると、あまりに多くの消費者が楽曲をかなりの低価格もしくは無料で入手することに慣れてしまったのだという。
Malmberg氏は、「結局のところ、デジタル音楽が一次産品になるとは思えない。ほかの製品を売るための付加価値製品になると思う」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」