MS、Mac用のワイヤレスキーボードとマウスを発表

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:尾本香里(編集部)2006年06月01日 11時34分

 Microsoftは米国時間5月30日、Mac用のワイヤレスキーボードとマウスを正式に公開した。これにより同社はまた、Apple Computer製品と互換性のある製品ラインアップを拡充したことになる。

 同社は2006年1月のMacworldで、キーボードとマウスをセットにした「Wireless Laser Desktop for Mac」のデモを行っていた。このワイヤレスキーボードにはComfort Curveと呼ばれるデザインが採り入れられている。また、キーボードのレイアウトはMacに対応したものとなっているほか、Microsoftのチルトホイール技術を備えたワイヤレスマウスが付属する。

 MicrosoftはこれまでMac対応製品で成功と失敗を繰り返してきたが、今回のMac用ワイヤレスキーボードとマウスは成功するだろうというのが、アナリストの見方だ。

 コンサルティンググループCreative Strategiesの社長Tim Bajarin氏は「エントリーレベルシステムのMac miniにはマウスもキーボードも付属していないため、Microsoftなどのサードパーティーサプライヤーがこの市場を狙うのは理にかなう。Steve Jobs氏はMac miniを発表するにあたり、どのサードパーティー製マウスやキーボードでも使えることを明言している」と述べた。

 Microsoftのハードウェアグループでは、Apple製コンピュータとも互換性のあるキーボードとマウスの販売がビジネスの大半を占めていると、Bajarin氏は付け加えた。

 Jupiter ResearchのアナリストMichael Gartenberg氏の指摘によると、Microsoftは、Windows製品をMac向けに単純にパッケージングし直すのでなく、Mac向けの製品をApple製品のユーザーに合わせてデザインすることを数年がかりで学んだのだという。

 「Wireless Laser Desktop for the Mac」は2006年夏に発売される予定である。小売販売価格は99ドル95セントになる見通し。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]