ブックマッチ大で10Gバイト--さらに小型で大容量のHDD登場

文:Greg Sandoval(News.com)
翻訳校正:坂和敏(編集部)
2006年01月04日 11時30分

 Cornice(本社:コロラド州ロングモント)の最新ポータブルドライブ製品は、小型化と大容量化を同時に実現している。

 同ハードディスクメーカーは米国時間2日、市場最小をうたうハードディスクをConsumer Electronics Show(CES)に出品することを明らかにした。

 Corniceの新しいDragonシリーズは、4Gバイトおよび6Gバイトから、それぞれ8Gバイトおよび10Gバイトへと容量が拡大される一方、サイズは二つ折りマッチ程度に縮小されている。

 Corniceの幹部らによると、電子機器ベンダー各社はこの超小型ハードディスクを採用することで、デジタル音楽プレイヤーやビデオ対応の携帯端末を小型化したり、携帯電話のメモリ容量を拡大できるチャンスが生まれるという。Corniceでは、今週始まるCESでこの新ディスクを発表する計画だ。

 CorniceのCEO(最高経営責任者)、Camillo Martinoは、「マイクロハードディスクのDragonシリーズは、顧客のニーズに対してCorniceが出した答えであり、ストレージソリューションの重点を消費者向けの携帯機器に置いた成果だ」と語っている。

 ハードディスクメーカー各社は、デバイスの大容量化と小型化を巡ってフラッシュメモリ技術と競争を繰り広げている。Corniceによると、同社製品の小売価格はギガバイトあたり約18ドル50セントで、フラッシュメモリに比べてはるかに安いという。サイズを40%縮小したCorniceのドライブは、現在市場で最も小さいものだと同社は述べている。

 Corniceはまた、新型ディスクに対応した新しいUSBスティックも発表した。

 これとは別に、Corniceは欧州で11月に発売されたSamsungの音楽対応スマートフォン「SGH-i300」に3Gバイト版Storage Element(SE)が採用されたことも明らかにした。

写真提供:Cornice

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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