PCデポがBTOパソコンに着手、新ブランド「オッジオ」を4月に発売

 ピーシーデポコーポレーション(野島隆久社長)は4月6日、小売業とメーカーの機能をもつ複合体制を確立したと発表した。4月下旬には、新ブランドのBTOパソコン「オッジオ」を順次発売し、「ウェブでBTOパソコンを購入するユーザーを店舗に来店させる」(野島社長)構えで、デルを始めとしたメーカーダイレクトに対抗する。

 確立した新体制は、「店頭ダイレクトBTO」と呼ばれるもので、店頭でコンサルティングから注文、製造、受け渡し、メンテナンスまでを手がける。ユーザーは、店頭で実物を見ることが可能。店舗内に組立センター「オッジオファクトリーセンター」を設置しており、注文から最短で75分、最長でも72時間でパソコンを組み立てる。

 野島社長は、「ウェブによるダイレクト販売やホワイトボックスによるBTOパソコンなどのビジネスモデルの良さを、できるだけ取り入れた」と強調した。同社にとっては、価格競争力、在庫やオペレーションコストの低減などが大きなメリットになる。

 BTOパソコンの価格については、デスクトップパソコンが税込みで3万9900円から、ノートパソコンが8万9900円からに設定しており、「同じスペックにした場合、競合他社が発売している低価格モデルと比較しても1−2割は安い」という。4月末に4シリーズ10機種を発売し、8月をめどに11シリーズまで引き上げる予定。機種については、「組み合わせが自由なことから、30万機種以上になる」としている。まずは、店頭での販売を行い、ウェブ販売も6月をめどに開始する。販売台数は、04年度(05年3月期)が4万台、05年度には10万台を見込む。

ピーシーデポコーポレーション

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