niro1.comの「Q」はホームシアターの結論--ビックカメラでの販売も開始

加納恵(編集部)2008年10月14日 14時27分

 ホームシアター用のサラウンドスピーカー開発、販売を手がけるniro1.comは10月14日、「Q」シリーズを発表した。10月14日から同社のウェブサイト、家電量販店ビックカメラにて販売される。価格はオープン。

niro1.comの代表取締役社長 中道仁郎氏 niro1.comの代表取締役社長 中道仁郎氏

 niro1.comの代表取締役社長、中道仁郎氏は「niro1.comは、1998年に創業、2003年から前方一体型のフロントサラウンドシステムを業界に先駆けて発売してきた。今回発売するQは、ワンボディだったフロントスピーカーをセパレートにした次世代のフロンドサラウンドシステムだ。今まではネット販売のみだったが、2008年春からはビックカメラ全店でも展開できるようになった。創立10周年を迎え、これからが勝負の時期だと感じている」と新製品に対する自信を伺わせた。

ビックカメラの常務取締役商品本部長 堀越雄氏 ビックカメラの常務取締役商品本部長 堀越雄氏

 また、販売を手がけるビックカメラの常務取締役商品本部長、堀越雄氏は「地デジ、Blu-rayと映像関連のハイビジョン、高画質環境は整っているが、高音質に対しては環境づくりがまだ難しい状況だ。niro1.comのQは、前後の臨場感まできちんと再現できる待ちに待った商品。さらにいい音をご堪能いただきたい」とした。

 Qは、ベーススピーカー、トップスピーカー、サブウーファー、サラウンドアンプから成るサラウンドシステム。サラウンドスピーカーを上下2つに分離したことが特徴で、ベーススピーカーにはセンター、フロント左ch、フロント右chスピーカーを、トップスピーカーにはリア左ch、リア右chスピーカーを内蔵する。

 アンプ部には部屋全体を包み込むように音を再現する「スヘリカルサラウンドアンプ」を採用し、視聴エリアを拡大。セリフは明瞭に、効果音はダイナミックにと、音声内容によって聞こえ方を調整できるという。

 製品ラインアップは本体カラーがホワイトの「Q White」、ブラックの「Q Black」(ともに店頭想定価格は8万8000円)と、スピーカーのユニットを大型化し、アンプ部を大出カ化した「Q PLUS」(店頭想定価格は13万8000円)の3モデルをラインアップ。さらにQのシステムを組み込める専用インテリアラック(店頭想定価格は6万8000円)もホワイト、ブラックの2色が用意される。

「Q White」と専用インテリアラックの組み合わせ 「Q White」と専用インテリアラックの組み合わせ。スピーカーとのセット販売による割引販売も予定されている

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