ソニー、「サイバーショット」2機種を発表--広角28mm対応モデルと10倍ズーム対応モデル

 ソニーは3月5日、有効810万画素、光学10倍ズームレンズ、Super HAD CCD搭載のサイバーショット新Hシリーズ「DSC-H10」と、有効1010万画素、光学5倍ズームのサイバーショット Wシリーズ「DSC-W170」を4月11日より発売すると発表した。

 DSC-H10は、液晶モニターに3.0型「クリアフォト液晶プラス」を採用。約23万ドットの高解像度で、被写体を高精細に表示する。クリアフォト液晶プラスは色再現性にも優れ、鮮やかな赤、木々の深い緑、透明感のある青空まで再現できるとしている。

 画面が大きいため、撮影時に被写体や設定メニューが見やすく、撮影した写真を本体の液晶モニター上で大きくきれいに表示できる。また、斜めからでも良く見える広視野角のため、撮影した写真をその場でみんなで見て楽しむことも可能だ。

 レンズには、大口径カールツァイス「バリオ・テッサー」光学10倍ズームレンズ(35mmフィルム換算38-380mm)を採用。被写体に近づくことが難しいスポーツ観戦などでも、被写体の細やかな表情まで臨場感のある撮影ができる。ボケ味をいかした本格的なポートレート撮影なども楽しめる。

 16:9モード(2M)でHDスマートズームを併用すれば、最大で約17倍(35mmフィルム換算646mm相当)の望遠撮影が行える。撮影した写真をハイビジョンテレビで観賞すれば、さらなる臨場感を演出できる。画質サイズをVGAに設定し、スマートズームを使用することで、最大約51倍(35mmフィルム換算1938mm相当)の高倍率撮影も可能だ。

 さらに、画像処理エンジン「BIONZ」と、人物の顔をよりきれいに写す顔検出機能「顔キメ」との組み合わせにより、高速かつ高精度な顔検出機能を実現する。

 ボディカラーはブラックのみ。価格はオープンだが、市場推定価格は4万円前後の見込み。

 一方、DSC-W170は、広角28mmを搭載し、望遠140mmまでの幅広い範囲を1台でカバーできる。狭い場所での集合写真や雄大な風景など、より広い範囲を撮影する際に活躍する。また、光学5倍ズームも搭載した。

 メニューで「おまかせシーン認識」を選択すると、撮影が難しい「逆光」「逆光&人物」「夜景」「夜景&人物」「三脚夜景」の5シーンをカメラが自動で認識し、そのシーンに最適な撮影を行う。失敗写真を防ぎ、カメラまかせで簡単にきれいな写真の撮影が可能だ。

 また、「おまかせシーン認識アドバンス」に設定すると、一度のシャッターで、通常のオート設定とカメラが自動で最適化した設定の2枚の写真を同時に撮影する。失敗を防ぐと同時に、自分の好みに合った写真をあとから選択できる。

 さらに、「子ども」と「大人」を自動判別する新「スマイルシャッター」機能を搭載。子どもの笑顔を優先して撮影する「こども優先」、大人の笑顔を優先して撮影する「おとな優先」の設定が可能だ。

 ボディカラーはシルバー、ブラック、ゴールド、レッドの4色。価格はオープンだが、市場推定価格はDSC-H10と同様、4万円前後となっている。

DSC-H10 ソニー「DSC-H10」

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