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課題多きOLEDテレビ開発--大手家電メーカーらの取り組み
ラスベガス発--有機発光ダイオード(OLED)を使った薄型テレビは将来、消費者の間で大ヒット商品になる可能性はあるが、それまでしばらく時間がかかる、とパナソニックAVCネットワークスの社長である坂本俊弘氏は語る。
坂本氏は今週、当地で開催されている世界最大の家電見本市Consumer Electronics Show(CES)の中で行われたインタビューの中で、「市場として成長し始めるのは2015年だ」とし、さらに「コストパフォーマンスの点で液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマに当分かなわない」と付け加えた。
OLEDテレビは、厚さがおよそ3mmと非常に薄く、クレジットカードを3枚重ねたのと同じくらいの厚さだ。また、標準的なLCDやプラズマをはるかに凌ぐコントラスト比を誇る。またOLEDを使えば、曲面ディスプレイの製造も可能である。ある部分においてはOLEDとLCDは似ている。例えばパネルの基礎部分は同じだ。しかしOLEDパネルの上層部は、LCDと異なり、自発光する化学物質で構成されている。それに対し、LCDはバックライトが必要だ。
今週、CESではソニーのOLEDテレビに大きな注目が集まった。ソニーは2007年10月から日本でOLEDテレビを販売しているが、米国にはまだ入ってきたばかりだ。
しかし、他メーカーはOLEDテレビの発売までしばらく時間がかかる。松下電器とサムスン電子は今週、CESでOLEDテレビのプロトタイプを展示している。両社とも「OLEDテレビに注力している」という。企業が「注力」という言葉を使う場合は、一般にその企業がある製品の発売を願って、研究開発に多大な資金を投入する計画であることを意味する。
また、サムスン電子のデジタルメディアマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるS.I. Lee氏によると、同社は2、3年以内にOLEDテレビを発売できるかもしれないという。
日立製作所もOLEDテレビの発売を目指している。同社もOLED技術を気に入っており、OLEDこそ未来にふさわしいテレビ技術だと語る。しかし、同社がOLEDテレビを発売するのは早くても2015年になりそうだ。その頃になれば、33型OLEDテレビも低コストで製造可能になっているだろう、と同社は語る。
日立製作所コンシューマ事業グループ長&最高経営責任者(CEO)である江幡誠氏は、「(OLEDテレビの)コントラストや画質は優れている」とした上で、「それをいかに低コストで製造するかが最大の問題だ。LCDやプラズマの費用競争力はとてつもなく高い」と付け加えた。
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