ロジテック、通信環境に合わせて親・子機を自動設定するPLCアダプター

 ロジテック(葉田順治社長)は、親機と子機の設定を自動的に行うPLC(高 速電力線通信)アダプター「PL-TXシリーズ」を発売した。アダプターが1台の 単体モデル「LPL-TX」、2台のセットモデル「LPL-TX/S」をラインアップ。価 格はともにオープン。実勢価格は「LPL-TX」が1万4800円前後、「LPL-TX/S」 は2万4800円前後の見込み。

 アダプターを接続する環境に応じて、最適な通信状況になるように親機と子 機の設定を行う「リピータ機能」を搭載。アダプターを家庭のコンセントに接 続するだけで自動的に親機と子機を割り当てる。

 例えば1-3階にそれぞれアダプターを接続した場合、1階ではなく、2階のア ダプターを親機に自動的に設定。アダプター間の通信距離を短くして通信速度 の減衰を抑える。

 PLC回路にはスペインのPLC用半導体メーカー、DS2社のチップを採用。PLCの 規格の1つである「UPA規格」に対応し、通信速度は理論値で最大200Mbps(メ ガビット/秒)。アダプターは1つのネットワークで16台まで接続することがで きる。

 従来のPLCアダプターでは、親機と子機の距離が長くなると通信ができなく なることがあり、3台以上のアダプターを接続する場合は、ユーザーは通信が 可能かどうかを確かめ、手動で親機を設定する必要があった。新製品は隣接す るアダプター同士が通信できる状態であれば、自動的に親機を設定する機能を 装備。確認の手間を省くと同時に、常にネットワークが利用できるようにした。

 アダプターの電源が切れていたり、故障などで親機と通信できない場合は、 別の子機を自動的に親機として設定する機能も備える。セキュリティ対策では データの暗号化機能を搭載。ネットワークIDなどの設定はブラウザから行うこ とができる。

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