「先の需要を見通す力が十分なかったと反省しきり」--任天堂、Wiiの供給不足を説明 - (page 2)

文:Emma Boyes(GameSpot.com) 翻訳校正:編集部2007年05月08日 10時41分

 岩田氏はまた、任天堂のソフトウェアを携帯電話ユーザー向けの同じような市場に拡大する可能性や、携帯電話市場が任天堂DSの脅威になっているとの見方を否定した。

 同氏によると、日本には携帯電話ユーザーが9000万人ほどいるが、これらの携帯電話はアーキテクチャの枠を超えて連携しており、それぞれに異なるゲームソフトウェアが必要だという。

 世界合計で約2000万人のオーナーがいるDSは世界全体のユーザーベースで携帯電話を大幅に下回るかもしれないが、そのソフトウェアプラットフォームは統一されている。

 岩田氏は、「『モバイルのゲームがいずれ携帯型ゲーム機を喰ってしまうだろう』というお話は、恐らく5年以上も前からいろいろな方が予想として仰っておられたし、その方たちの予想がもし当たっているのであれば、今こんなことにはなっていないわけですよね」と述べ、「例えばDSは(現時点で日本で普及している)1650万台に対して16.5人に1人が買えばミリオンセラーなわけですよ」と語っている。

 岩田氏はまた、「プレイステーション」の生みの親で、「ほかのプロジェクトに専念する」ため先週辞任したソニーの久夛良木健氏を任天堂に招き入れる可能性についても質問された。

 「それはないんではないでしょうか」というのが岩田氏の回答だった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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