GDC 2007--ゲーム・オブ・ザ・イヤーは「Gears of War」が受賞

文:Tor Thorsen(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部2007年03月12日 16時07分

 サンフランシスコ発--Game Developers Conference 2007にて米国時間3月7日、「2007 Game Developers Choice Awards」の授賞式が行われた。かなりリスクのある選択であったかもしれないが、授賞式の司会者に起用されたのは、「Psychonaut」を開発したDoubleFine Studiosの社長Tim Schafer氏だった。ゲームデザイナーである同氏は、出だしから快調にジョークを飛ばし、「ゲーム原始人が10年前に最初の原始人向けビデオゲームを発明して以来」と切り出し、「多くの私のようなデザイナーが、ドラッグ、女、活気を求めてこれにのめり込んでいった」と会場を沸かせた。

 脚本の優れた作品に贈られるシナリオ部門で受賞したのは「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」だった。そして2007年度のマーベリック賞は、ゲームデザイナー兼ライターで、ゲーム販売にも携わるManifesto Gamesの創設者であるGreg Costikyan氏に贈られた。同賞のプレゼンターを務めたGameLabの最高経営責任者(CEO)であるEric Zimmerman氏は、この最高名誉の賞を「人々をぶったまげさせた」人物に贈られるものであると表現した。Costikyan氏はゲームを「人間の魂が生んだ神聖な製品」と呼び、ゲームの功績を賞賛した。

 Schafer氏の司会による授賞式は続き、「音響効果が最も優れた」ゲームに贈られるオーディオ賞も発表された。同賞を受賞したのは予想どおり「Guitar Hero II」で、Guitar Heroシリーズは2年連続の受賞となった。

 Schafer氏は壇上で、いくつかのジョークを交えながら、2007年のキャラクターデザイン部門の受賞作品として、「大神」を発表した。しかし同ゲームを開発したカプコンの日本設計チームは会場に来ておらず、米国人の代理が賞を受け取り、足早に壇上から下りていった。

 Schafer氏は次に、「Brown Rage on the Stage」という大神のイメージを模したパフォーマンスアートを披露する予定だったが、「会場管理者の方で問題があったようだ」と思わせぶりな発言とともに、「Mega64」のビデオクリップを流し、聴衆を沸かせた。

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