三洋電機、動画でも静止画でも手ブレをキャンセル、新「Xacti」に搭載

 三洋電機(井植敏雅社長)は9月25日、ムービーと写真撮影が1台で可能な小型・軽量のデジタルムービーカメラ「Xacti(ザクティ)」で、手ブレと高感度撮影に対応した新モデル「DMX-CG6」を11月下旬に発売すると発表した。カラーはシルバー、ピンク、ネイビーの3色。価格はオープンだが、実勢価格は5万円前後の見込み。

 新開発の「手ブレキャンセラー」を搭載し、ムービー・写真とも手ブレ対策を強化したのが特徴。撮影時の手ブレの方向とブレの量を内蔵のジャイロセンサーが検出、画像のブレ成分を打ち消し、シャープな画像を作り出す。ムービー撮影時には、握って撮るスタイル特有の手ブレ周波数に適応したアルゴリズムや、「手ブレ」と「カメラワークによる揺れ」の違いを的確に判別するデジタル手ブレ補正機能も盛り込んだ。

 高感度撮影にも対応し、ムービーでは、従来の9画素混合技術をより強化し、暗い場所での撮影能力を向上させた。シーンセレクトショット機能のランプモードを選択することで、フレームレートを自動調整し最低被写体照度約2ルクスといった暗いシーンでも撮影が可能。静止画撮影では、最高感度ISO1600に対応する。

 CCD は有効画素数約600万画素で、ムービー撮影中でも600万画素の写真を同時に撮影できる。ムービー記録方式はMPEG-4方式を採用。SDメモリカードとその上位規格「SDHC」対応し、4GBのSDHCメモリカードで最長4時間のムービーが撮影できる。音声記録は、48kHzサンプリング、16bit のステレオ音声をAAC方式で高音質で圧縮。モニターには、明るく高精細な約11万画素の2.5型アモルファスシリコン液晶パネルを搭載した。面倒なモード切り替えなしに親指だけで操作できる。

 付属のリチウムイオン電池で、静止画約145枚、動画は連続で約70分の撮影が可能。充電はパソコンからUSB経由で行うこともできる。本体サイズは幅67.7×高さ100.3×奥行き34.5mm、重さは約149g。

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