オンラインゲームの利用率は約4割、利用意向は2割以上--gooリサーチ

 インターネットアンケートサービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総合研究所は6月20日、gooリサーチ登録モニターおよびgooユーザーを対象に実施した「第3回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」の結果を公表した。

 この調査は、インターネット利用ユーザーのブロードバンドコンテンツの利用状況について、最新の実態を把握することを目的とした定点調査であり、毎月1回のペースで調査を実施している。第3回となる今回は、オンラインゲームの利用実態について調査を実施している。

 調査によれば、有効回答者数4万1423名のうち、37.9%がオンラインゲームの利用経験があることがわかった。端末別では、パソコン利用の場合が35.2%と最も多く、次いで携帯電話13.7%、ゲーム専用機8.6%、PSPなどのポータブルゲーム機6.7%と続き、パソコン利用が中心となっていることが明らかになった。

 オンラインゲームへの登録数は平均2種類で、主に利用しているジャンルとしては、テーブル&カードゲームが41.6%ともっとも高く、次いでロールプレイングゲーム(RPG)が36.4%、パズルゲームが33.6%だった。

 課金タイプ別にオンラインゲームの利用率をみると、完全無料型を利用している層が68.1%に上り、有料での利用は月額料金課金型が17.7%、ゲームに登場するアイテムを購入するタイプのアイテム課金型が8.0%にとどまっている。

 ゲーム内で入手できるアイテムや通貨などの売買を行うRMT(リアルマネートレード)や、プログラム解析およびゲームデータ改造などのいわゆるチーティング(不正行為)の経験者はそれぞれ数パーセントで、今後行う意思がある人も10%台となっていることから、全体としてはこうした問題となる可能性のある行為に関心を持つのは一部のユーザーにとどまるとみられ、今後も一般化することはないと分析している。

 オンラインゲーム未利用者における今後の利用意向は、「今後は是非利用したい」が1.9%、「今後はやや利用したい」が20.2%と合わせて2割以上を占めた。

 また、未利用層に対して、オンラインゲームを利用しない理由を尋ねたところ、「ゲームそのものに関心がない」が約半数を占めており、これ以外では「料金の支払いが面倒」が32.5%、「オンラインゲームについてあまり知らない」が27.0%と高かった。

 オンラインゲームを「あまり利用したくない」とする層の30%程度が、セキュリティの条件が整備された環境のもとでの利用意向を示しており、セキュリティの向上が利用者拡大の鍵となると分析している。

 今後利用してみたいオンラインゲームのジャンルは、ロールプレイングゲームやテーブルゲームなどの現行の人気ジャンルに加えて、現行での利用率が低い育成シミュレーションが29.1%と高くなっている。

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