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スピード志向からグリーン志向へ--「プリウス」にみる今どきの車改造

2006/05/23 20:58
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 トヨタのハイブリッド車「プリウス」のオーナーたちが、自分の車を愛していることは間違いない。

 しかし、とりわけ熱心なオーナーの中には、一部の機能を工場出荷時の初期設定のままで使いたがらない人もいて、自らの手で改造する方法を探し出すことが盛んになりつつある。

 このようにDIY感覚でプリウスをハッキングする人々の多くは、おそらくガレージにいるよりもコンピュータに向かうほうを好む。しかし、前世代の自動車マニアとは異なり、ドラッグレースで加速性能を競うことよりも、地球の資源を節約することにより強い関心を持っている。

 ハイテクDIYをテーマにした雑誌「Make」のアソシエイトエディターPhillip Torrone氏は、「彼らは改造車愛好家の新世代だ」と語る。「1950年代には、速度を上げることがすべてだった。現在の関心は、馬力を高めることよりも、ガロンあたりの走行距離を伸ばすことにある。つまり、スピード志向の世代から、グリーン志向の世代に変わりつつあるのだ」(Torrone氏)

 オンライン雑誌「Treehugger」の記者Jacob Gordon氏は、プリウスの改造方法をいくつか紹介する記事を書いた。同氏は、今日続くガソリンの高値や、あちこちで話題にのぼるエネルギー危機が、人々をこうした行動に駆り立てていると説明する。

 「人々は、環境問題に対する技術的な解決法を求めており、市場が必要に迫られてこうした解決法を提供するよりも早く手にしたいと考えている。それで、自らの手で改造を施すのだ」とGordon氏は述べている。「プリウスの改造に関しては、その多くが燃費を見直すものだ。プリウスは先進のコンピュータシステムを搭載しているため、燃費に関わる多くの部品には、奥深くまでアクセスすれば手が届く。ただしその大半は、複雑なシステムをばらばらにしない限り、手を加えるのは無理だ」(Gordon氏)

 もちろん、改造のテーマは燃費だけではない。例えば、プリウスの最近のモデルでは、車がバックしている時に大きな警告音が鳴る。運転手や助手席の乗員がシートベルトを着用していない時も、同様の音で警告する。これらの警告音が鳴らないようにしたいと考える人もいる。

 トヨタは、プリウスのマニュアルには補助的な警告音が鳴らないようにする方法が記載されていると述べたが、その手順は簡単には見つからないという声もある。

 ロサンゼルス在住のビデオゲームデザイナーでプリウスを所有するPatricia Pizer氏は、「トヨタが説明しているようなものではないし、どこかに埋め込まれているのかどうかも分からない」と語る。「だが彼らは、この手順を説明することをそれほど重視していないようだ」(Pizer氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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