三洋エプソンイメージングデバイス 超広視野角液晶ディスプレイを開発

加納恵(編集部)2006年05月17日 19時05分

 三洋エプソンイメージングデバイスは、超広視野角技術「Photo Fine Vistarich」を搭載した液晶ディスプレイを開発、この技術を適用した製品を2006年秋より量産化する。

 新ディスプレイは、液晶の搭載比率が高まるモバイル機器や車載用ディスプレイの多様化など、液晶ディスプレイ搭載製品の拡大に応じて開発された。昨年10月に開発した広色域化技術「Photo Fine Chromarich」と合わせ、液晶ディスプレイの高画質化を目指す。

 Photo Fine Vistarichは、上下左右約180度という広視野角を確保しながら、中間階調でもムラのない応答速度の実現し、動画再生でも鮮明に映像を再現することが特長だ。また、低消費電力、薄型モジュール化にも長け、今後は搭載製品のコンパクト化、長寿命化にもつながっていくと見られる。

 現在、デジタルカメラや携帯電話などへの搭載が想定される2.4インチからカーナビゲーションなど車載用として使用される10.1インチまで、計5サイズを仕様品として開発中だ。

Vistarich 上下左右約180度という広視野角を実現したPhoto Fine Vistarich

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