「今年は成功の足掛かりになる年」--マイクロソフト、Xbox360の新ゲームタイトル発表

坂本純子(編集部)2006年04月06日 20時21分

 マイクロソフトは2004年4月6日、同社の次世代ゲーム機「Xbox 360」に関するメディアブリーフィングを開催。新たに投入するゲームタイトルなどを発表した。

 この4月からXbox事業本部長に就任した泉水 敬氏が登壇。「Xbox360は、欧米をはじめとする海外で旋風を巻き起こしている。私の仕事は海外と同じような成功をこの日本市場で実現すること。日本でXbox360を育てていきたい。Xbox360が全世界で成功するためにあらゆる努力を惜しまない」と意気込みを述べた。


Xbox事業本部長 泉水 敬氏。フェイスプレートなど限定のadidasコラボレーショングッズも発売予定

 泉水氏は、「マイクロソフトは2002年、Xboxでゲーム市場に参入したときから必ず日本市場において成功すると申し上げてきた。今年は成功の足がかかりになる年だ」と話す。現時点では唯一の次世代ゲーム機である優位性と、3月に発表したゲーム開発用ツール「XNA Studio」などをはじめとする開発環境のよさ、新たなゲームタイトルを投入し続けることで台数を伸ばしていきたい考えだ。

 現時点での発売タイトルは25本、夏までには40本のゲームタイトルを発売予定だ。今月20日にはキラータイトルのひとつと期待される「NINETY-NINE NIGHTS(N3)」が発売を控えている。前回、2度に渡って発売を延期した人気ゲームタイトル「DEAD OR ALIVE 4」を受けてか、泉水氏がパッケージを手にし、「ここまでできているので安心してほしい」とアピールする一幕もあった。


夏までに40本のゲームタイトルを発売予定

 コナミから発売された「プロ野球スピリッツ3」のプロモーションとして、4月5日東京ドームで行われた始球式の球を投げた泉水氏は、実際の球場のマウンドに立った印象などについて「ゲームでプレイした通りだった」とアピール。4月27日には、エレクトリニックアーツより「2006年FIFAワールドカップドイツ大会」が発売されるほか、オンライン対戦機能を使用したワールドワイドのゲーム大会を開催することを発表した。

 Xboxでは、ネットワークにつなぐことで、ゲームやアイテムなどをダウンロードできる「Xbox Live マーケットプレース」と呼ばれる機能を使用できる。2006年12月から4月4日までに52万件のダウンロードがあり、利用率は95%という。タツノコプロダクションによる8分間のアニメーション「鴉-KARAS-」を本日より無料で配信する。  XboxLive マーケットプレースで配信されるゲームコンテンツとしては「Xbox Live アーケード」があるが、コナミやバンダイナムコゲームスなど6社が参入している。

 会場には、バンダイナムコゲームスの代表取締役副社長 兼 コンテンツ制作本部長の鵜之澤 伸氏が登場。Xbox Liveアーケード向けゲーム「パックマン」のデモ、Xbox360専用ソフト「機動戦士ガンダム(仮)」を披露したほか、テレビアニメとリンクした3Dアクションシューティングゲーム「ゼーガペイン」を発表した。ゼーガペインは、既存のアニメを題材としてゲームを発売するのではなく、Xbox360のためにつくったものだという。価格、スケジュールは明らかにされていない。このほかにも、スクウェア・エニックスなど3社が登壇し、泉水氏とともに開発のエピソードや状況などを披露した。


「ゼーガペイン」のゲーム画面。光る装甲、光る武器が美しく表示できるのはXbox360ならではという。
(c)サンライズ・プロジェクトゼーガ・テレビ東京
(c)2006 NBGI

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