OLPCでは、このノートPCを2007年に135ドルで発売し、その後値下げして2008年には100ドル、2010年には50ドルで販売することを目標にしていると、同氏は説明した。
Negroponte氏によると、このマシンの電力消費量は2ワット(動作時)で、そのうち1ワットはディスプレイが消費するという。
同氏は、ネットワークは自然に発展していくのでマシンをインターネットに接続することについては心配していない、と述べた。しかし、同氏は後でこのビジョンは内蔵の「メッシュ」ネットワーク機能を利用して、すべてのマシン同士をリンクし、たとえほかのマシンがすべて停止した場合でもこの機能を使ってネットワークに接続できることが前提になると付け加えた。
「Wi-FiやWiMax、3Gの間で、そうしたことが可能になると思う。18カ月以内には、世界の半数の人が携帯電話や何らかのもの(通信デバイス)を持つようになる。今はあまりにも音声に寄りすぎているので、これをデータ中心にするよう尽力したいが、これも自然に進むだろう」(Negroponte氏)
ノートPCのメッシュネットワークは、学校に設置される100ドルサーバ上にキャッシュされたデータを利用することになると、同氏は付け加えた。
同氏は、子供たちがこのノートPCを手にすれば、彼らは互いに教え合うようになるため、教師へのトレーニングの問題は解決されるとの予想を示した。「教師が子供に教える?冗談ではない」と同氏は言う。「電子ゲームを与えられたら、まずマニュアルを放り出し、そして実際にそのゲームで遊んでみる。それが子供のやり方だ」(Negroponte氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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