マイクロソフトがUltra-Mobile PCを日本に投入、立命館小学校が導入へ

永井美智子(編集部)2006年04月04日 12時11分

 マイクロソフトは、小型の携帯用PC「Ultra-Mobile PC(UMPC)」の日本市場における展開を発表した。教育分野を中心に売り込む考えで、第一弾として立命館小学校が4月から導入することを決めた。

 UMPCは、Windows XPとほぼ同等の機能が搭載された専用のOS「Windows XP Tablet PC Edition 2005」が搭載され、タッチパネルで操作できる点が特徴だ。

 立命館小学校は全校児童への導入を視野に入れ、2006年4月より小学校3年生の1クラスを対象に、全部で33台のUMPCを試験導入する。対象となるクラスの児童は、1人1台のUMPCを持ち、自宅にも持ち帰って学校と同じ環境で学習できる。立命館小学校は、UMPCを活用することで児童の学習効率を向上させ、6年生までに習得する漢字を4年生までに習得させることを目指す。

 学校法人立命館 立命館小学校 校長の後藤文男氏はUMPCについて、 「UMPCのような安価で持ち運びがしやすく、そしてペンで直感的な操作ができるPCを探していた。教室内での授業の活用に止まらず、家庭での学習にも使用できるので、児童は楽しみながら学習の効果を上げられるものと期待している」と話している。

 また、IEインスティテュート、アドバンスト・メディア、アルク、学習研究社、小学館、財団法人日本漢字能力検定協会の7社が、教育関連のUMPC対応ソフトやサービスの開発に賛同することを表明している。

 なお、UMPCの基本仕様は以下のとおりとなっている。

  • 重さ:0.9kg以下
  • スクリーンサイズ:7インチ
  • 無線LAN、Bluetoothに対応
  • バッテリー駆動時間:2時間半以上
  • ハードディスク容量:30〜60Gバイト
  • プロセッサ:Intel Celeron M、Intel Pentium M、VIA C7-Mを内蔵
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