子供のテレビゲーム使用時間を見張る--米新興企業、時間管理デバイスを開発

文:Amanda Termen(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年02月23日 17時38分

 家の中に新しいボスがやってくる。その名は「Bob」だ。

 「Bob」は、新興企業Hopscotch Technology(本社:コロラド州ボールダー)が開発した新しいタイムモニター。子供がテレビやテレビゲーム、そしてコンピューターを使う時間を、親が管理できるようにするものだ。

 Bobはタイマーと記録ボックスで構成される。テレビやコンピューターなどのプラグは壁のコンセントに差し込まれたBobにロックされる。子供がテレビやコンピューターを使う時間数を日または週単位で設定すると、その時間が過ぎたときにBobが電流を切る。

写真提供:Hopscotch

 Bobは4月発売予定で、価格は89ドル。Hopscotchによると、全米の40家族を対象とした初期テストの結果は良好だったと言う。

 「唯一共通して聞かれたコメントは、家庭に平和がもたらされた、だった」とHopscotchの社長Brian Baker氏は言う。「親はテレビ、ゲーム、コンピューターのことで1日中、ほぼ毎日、子供と喧嘩している。しかし、1日か2日Bobを使ってみると、『これはパパとママの決めたルールで従う以外ない』と子供は理解する。これで問題は解決される」(Baker氏)

 Baker氏によると、テストに協力した家庭の多くがテスト機を購入できないかと尋ね、「できない」と答えても、聞き入れてもらえなかったという。「いまだに2機を返却してもらえずにいる。この家族はもうわれわれの電話に出てさえくれない」と、Baker氏は笑いながら話した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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