デザイナーズケータイが3モデル登場--ドコモ702iシリーズ - (page 2)

坂本純子(編集部)2006年01月17日 22時46分

 各モデルの特徴は下記のとおり。ラインアップは、フォトレポート参照

 SH702iDは、重さ約89g、容量約76ccとFOMAとしては最小最軽量のシンプルデザインケータイだ。サブディスプレイのない非常にシンプルなボディで、着信は小さいランプが点滅して知らせてくれる。なお、miniSDカードスロットは、電池パックを外した部分に差し込み口がある。シンプルなデザインを追求した一方で、出し入れするにはバッテリーを外す必要があるなど少々変わった作りになっているとも言える。

 デザインは、グラフィックデザイナー松永 真氏によるもの。「東京三菱銀行」などのシンボルマークや「スコッティ」などの日用品などのデザインを手掛けたことで知られる。松永氏は、「例えばモンブランの万年筆などのように、解説しなくても(持っていれば)持ち主の品位がわかるものにしたかった。最小、最軽量を意識して作ったのではなく、小さな自分の手になじむものシンプルなものを作った結果が最小、最軽量だっただけ」とコメントした。

 N702iDは、スクウェアフォルムに横に長いサブディスプレイを搭載したデザインケータイだ。ミュージックプレイヤー機能を搭載している。デザインだけなく機能性も重視し、、サブディスプレイでは、iチャネルのニュースや音楽再生時にはアーティスト名などの曲情報も表示できる。

 デザインは、アートディレクターの佐藤可士和氏によるもの。スマップなどミュージシャンのアートワーク、キリン極生などの商品開発を手掛けている。佐藤氏は、「最新機能を考えた結果(サブディスプレイが)長くなった。せっかくなので、全部アートディレクションしようとオリジナルのフォント“サムライ702”を開発した。カレンダーの表示、ダイヤルするときなどもカッコイイものにした」とコメントした。

F702iDの金色(こんじき)

 F702iDは、表面にサブディスプレイやランプなどが一切ない、独特の曲線を持つデザインケータイだ。手で持ったときに美しく見えるようデザインしたという。70Xシリーズでは初となる指紋認証センサーを搭載し、おサイフケータイ、モバイルSuica、PDF対応ビューア機能を搭載。F702シリーズの中では、新機能が多数搭載された唯一のモデルとなっている。カラーは、金色(こんじき)、花紅(はなくれない)、艶黒(つやくろ)、真白(ましろ)と、これまでの携帯電話には見られないラインアップだ。

 デザインは、CDL 平野敬子×工藤青石氏らによるもの。東京国立近代美術館のシンボルマークなどを手掛けたことで知られる。平野氏は「優雅な身のこなしをイメージしたデザイン。(着信音なども)デジタル信号でありながら気持ちのいい音、やわらかい音色を考え、風や雨など自然現象の音、水などのネイチャーサウンドを搭載した」とコメントした。

 なお、今回のシリーズでは、F702iDのみUSBケーブルが同梱される。標準付属のPC連携ソフトがバージョンアップし、USBケーブルでPCと接続すると、自動的にソフトウェアが起動するなど使い勝手が向上した。

 D702iは、シンプルな最近ではめずらしいストレート形状のケータイだ。701iシリーズでは、折りたたみ式で女性向けのカラーなどがあったが、今回はだいぶクールな男性をターゲットにしたような印象だ。認識性とデザイン性を考慮した「ブルーキーイルミネーション」、ドコモ初となる、あらかじめ設定した一定時間、端末の操作がない場合に自動的にキーロックされる「タイマーロック設定機能」を搭載している。

 P702iは、使いやすさをコンセプトにしており、電話、メール、カメラなどの基本機能にしぼったメニューモード「かんたんモード」を搭載。さらに、ミュージックプレイヤー機能、トランシーバ型の定額通話サービス「プッシュトーク」にも対応した。プッシュトークは902iシリーズから搭載された機能で、70xシリーズとしてはP702iが初となる。なお、前モデルのP901iDではデザインケータイとして登場したが、今回は通常のラインアップとしてリリース。着せ替えには対応していない。

 なお、702iシリーズの展示会を青山スパイラルにて1月22日まで行なっている。

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