ゲイツとバルマー、Xbox 360を語る

文:Ina Fried(CNET News.com)
編集校正:坂和敏(編集部)
2006年01月10日 11時30分

 ラスベガス発--Steve Ballmerは、自分の家にある「Xbox 360」で、バスケットボールゲームの「NBA 2K6」をプレーする。一方、年末年始の休暇中に約100時間ほど自宅のXbox 360で遊んだBill Gatesのお気に入りはカーレースゲームの「Project Gotham」だ。

 GatesはCNET News.comとのインタビューのなかで、「幸運にも、近くにいる何人かの少年がいろいろと教えてくれた。Project GothamやHexic、そしてZumaを何度もプレーした」と述べた。

 GatesとBallmerは、次世代ゲーム機の投入で今回は自社が一番乗りを果たしたことにご機嫌だった。Microsoftは前回の戦いではソニーを追う立場だったが、GatesとBallmerは、今年中に発売される見通しのソニーのPlayStation 3よりかなり早く製品を投入できたことに大変満足しているという。

 「2番目がどうなるかは分かっている。われわれは経験済みだ」(Gates)

 Microsoftは前回、ソニーに先を譲っただけでなく、マシンの価格もやや高く設定してしまった。これらが重なり、Microsoftはゲーム関連ビジネスで数十億ドルの赤字を出した。

 だが今回、BallmerとGatesは今のところ自社がリードをしており、2人には努力の成果を享受する時間が与えられている。

 Ballmerによると、Xbox 360は今のところ自分の家庭で歓迎されているという。

 Ballmerは、「オリジナルのXboxの時と異なり、今回は妻がこれを家庭に持ち込むことに好意的だった」と語り、Microsoftがもっと多くの女性や、幅広い年齢層に新しいゲーム機を売り込みたい考えであると付け加えた。そこに一役買っているのが「アーケード」機能だ。この機能を使えば、従来の作品と異なり、練習しなくても気軽に遊べるゲームをダウンロードできる。

 過去にもゲームで遊んだ経験を持つGatesとBallmerだが、どちらも自分たちはプロ級ではないと断言する。2人はConsumer Electronics Show(CES)の基調講演で、EA Sportsの「Fight Night: Round 3」を紹介した。そして、ボクシング技術ではなく演技力を競った。

 スパーリングの動きを見せる彼らが、口撃をゆるめることはなかった。

 Ballmerが「この日のために30年間トレーニングを続けてきた」と言えば、Gatesは「普段の借りを返してやる」と言い返していた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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