しかし、構造的にはHD DVDディスクのほうが今のDVDに近い。一部のディスクメーカーによると、少なくとも容量が小さめのディスクの場合、当面はHD DVDディスクのほうが安く製造できる。ソニーはこれに反論し、Blu-rayディスクの製造費はすぐに下がり、フォーマット間のコスト差は最小レベルに収まるという予測を示している。
HPは声明の中で、Blu-ray Associationが「マネージドコピー」という技術の採用に合意したことを明らかにした。この機能があれば、映画を家庭内のサーバにコピーし、ホームネットワーク経由のストリーム再生などができるようになる。ただし、コンテンツを無制限でコピーすることはできない。
マネージドコピー技術は、MicrosoftとIntelが次世代ディスクのために提案したものである。両社はHD DVDの支持団体に加入しており、HD DVD陣営はこの機能を以前から採用している。
一方でHPは、Blu-ray Disc AssociationがMicrosoftとDisneyが開発した「iHD」技術の支持には賛成しなかったとも語った。同技術はディスク本体にインタラクティブ機能を持たせる技術であるが、Blu-rayは、代わりにSun MicrosystemsのJava技術を使って構築されたインタラクティブ機能を採用する計画だという。
HPは10月、Blu-rayにiHDの採用を求めていた。その際、HPでは、MicrosoftがiHD技術を次のWindows OSに組み込む予定であるため、iHDのほうが開発コストは安くなると説明していた。
Blu-ray Disc Associationからはコメントは得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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