インテル、次世代Pentium DとYonahの詳細を明らかに

藤本京子(編集部)2006年01月06日 11時00分

 インテルは1月6日、デジタルホーム向けのプラットフォーム「Viiv」に採用される次世代の「インテル Pentium Dプロセッサ」(開発コード名Presler)と、同じくViiv向けまたはノートPC向けのデュアルコアプロセッサ「インテル Core Duo プロセッサ」(開発コード名Yonah)についての詳細を明らかにした。

 Viivは、インテルが2006年第1四半期にもPCに搭載された形で発表する予定のプラットフォームテクノロジだ。Viiv搭載のPCに採用されるCPUはすべてデュアルコアで、Pentium D、Core Duo、Pentiumプロセッサ エクストリーム・エディションが挙げられているが、今回発表されたのはこのPentium DおよびCentrino Duoの新製品となる。

 新しいPentium Dは、型番として950、940、930、920がラインアップされている。クロック数は950が3.4GHz、940が3.2GHz、930が3.0GHz、920が2.8GHz、1000個受注時の価格がそれぞれ7万5690円、5万260円、3万7550円、2万8630円となっている。

 一方のCore Duoは、標準電圧版が5種類、低電圧版が2種類発表された。標準電圧版の製品番号はT2600、T2500、T2400、T2300、低電圧版はL2400、L2300となっており、クロック数はT2600から順に2.16GHz、2.00GHz、1.83GHz、1.66GHz、1.66GHz、1.50GHz、1000個受注時の価格はそれぞれ7万5690円、5万260円、3万4930円、2万8630円、3万7550円、3万3740円だ。超低電圧版については、現時点で詳細は発表されていない。

 Viiv搭載のPCには、このほかにもOSとしてWindows XP Media Center Edition 2005が採用されるほか、今後普及が見込まれるハイデフィニションコンテンツをサポートするための「インテル ハイ・デフィニション オーディオ」技術、PCをテレビのように瞬時にオン・オフできる「インテル クイック・レジューム・テクノロジ」、データ保護機能を提供する「インテル マトリックス・ストレージ・テクノロジ」などが採用される。

 インテルは同時に、次世代Centrinoプラットフォームとなる「インテル Centrino Duo モバイル・テクノロジ」(開発コード名Napa)についても詳細を発表した。Napaは、Viivでも採用予定のプロセッサCore Duoと、モバイル向けインテル945 Expressチップセット、無線LANチップ「インテルPRO/Wireless 3945ABG」で構成されている。モバイル向けのデュアルコアプロセッサは、インテルにとってCore Duoが初となる。

 モバイル インテル945 Expressチップセットは、グラフィックス内蔵の945GMと外付けグラフィックスのみ対応する945PMがある。両チップセット共に、対応するプロセッサはYonah(標準電圧版と低電圧版)とCeleron Mで、フロントサイドバスは667/553MHz、対応メモリはDDR2 667MHzとなっている。

 インテル マーケティング本部の山本和己氏はNapaについて、「高性能と低消費電力が両立するよう開発されたプラットフォームだ。ビジネスユーザーと一般消費者のどちらにとっても新しいノートPCの利用形態が可能となるだろう」と述べた。

次世代Centrino「Napa」(上)と、現行のSonoma(下)

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