「京ぽん」の新版が登場、カメラなしのセキュリティモデルに

永井美智子(編集部)2005年08月24日 22時26分

 京セラは8月24日、「京ぽん」の愛称で知られるウィルコム向けPHS端末「AH-K3001V」の後継機種、「AH-K3002V」を発表した。9月1日より家電量販店およびウィルコム専売店で販売する。価格はオープン。

 携帯電話のカメラを利用して企業の機密事項が撮影されることを懸念する声に対応し、カメラ機能を省いた。新たに遠隔ロック機能を搭載し、端末を紛失した場合には、ISDN対応の電話機やPHSから電話をかけて暗証番号を入力したり、ウィルコムPHS端末からメールを送ることで端末を操作できないようにロックできる。また、電話帳やメールアドレスなど保存データを一括消去することもできる。ただし、リモートロック機能は2005年12月以降に、専用ソフトウェアをダウンロードすることで利用できるようになる。

AH-K3002V
AH-K3002Vの色はシルバーのみ

 AH-K3001Vと同じように、Operaブラウザを搭載しており、パソコン用サイトが閲覧できる。また、パソコン用のメールアドレスが利用でき、POP3/SMTP対応のメーラーを搭載する。

 主な仕様は以下の通り。

  • 大きさ:幅約49mm×長さ約98mm×高さ20.8mm(端末を閉じた状態)
  • 重さ:約96g(バッテリー装着時)
  • 連続通話時間 :約4時間
  • 連続待受時間 :約400時間
  • 充電時間 :充電器利用の場合は約3時間、USB充電の場合は急速モードで約4時間、通常モードで18時間

 なお、京セラは4月4日に、「京ぽん」という名称を商標出願している。

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