Appleがセキュリティ修正とQuickTime連携を強化したiTunes 4.8を公開

日川佳三(編集部)2005年05月10日 21時52分

 米Apple Computerは5月9日、音楽ファイル管理ソフト「iTunes」に含まれるセキュリティ・ホールを修正するとともにQuickTimeとの親和性を高めた新版「iTunes 4.8」を公開した。同社の日本語のウェブサイトからダウンロードできる。

 iTunes 4.8以前の従来版では、悪意のあるMPEG4ファイルを再生するとバッファオーバーフローを起こし、任意のプログラムを実行させられる恐れがあった。新版ではこの問題を修正した。

 新版ではまた、米国やカナダ、欧州でサービスを提供している音楽ファイルのオンライン購入サービス「iTunes Music Store」に関連する機能拡張を施した。動画再生ソフトであるQuickTimeとの親和性を高め、iTunesのポップアップウインドウやiTunes内のアートワーク表示ウインドウなどで動画を表示できるようにした。また、Mac OS版に限るが、Macintoshから 携帯音楽プレーヤのiPodにアドレスとカレンダーを転送する機能を追加した。

 稼動OSはWindows 2000以降またはMac OS X v10.2.8以降。Windows版にはQuickTime 6.5.2が付属する。

アップルコンピュータのリリースノート

iTunes 4.8: Security enhancements

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