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任天堂岩田社長、米で講演--次世代機「Revolution」は上位互換に

2005/03/11 12:08
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 サンフランシスコ発--任天堂が、ビデオゲーム業界で強い影響力を維持するために考えた計画のカギを握っているのは、子犬とプランクトンだ。

 日本のゲームの草分けである同社の岩田聡社長は、米国時間10日に当地で開催中のGame Developers Conferenceで行った講演のなかで、子犬やプランクトンが主役を演じる奇抜な新タイトルを披露するとともに、次期ゲーム機についても詳細の一部を明らかにした。

 ソニーとMicrosoftが各々の次世代ゲーム機の情報を小出しにてきた一方で、任天堂は、「Revolution」というコード名の次世代機に関してほとんど沈黙を守ってきた。

 岩田氏によると、任天堂はRevolutionに上位互換性を持たせ、現行マシンのGameCube用につくられたゲームにも対応させるという。これは任天堂にとって過去のやり方との決別を意味する。同社はこれまで独自のメディアフォーマットを利用していたため、新しいマシンが登場するたびに古いゲームが使えなくなっていた。「GameCube用の優れたゲームタイトルは、今後さらに何年間もプレイできることになる」(同氏)

 同氏はまた、Revolutionの設計に関する詳細も一部明らかにし、IBMが「Broadway」というコード名のメインプロセッサを、そしてATI Technologiesが「Hollywood」というグラフィックチップをそれぞれ開発中であることを認めた。同氏はさらに、Revolutionが無線ネットワーク機能を内蔵すると述べた。

 任天堂はゲーム開発者に対し、Revolution用のゲームタイトルを開発するにあたっては、複雑な開発ツールの使い方を新たに覚える必要はないと約束した。ソニーやMicrosoftでも、ゲーム開発者を味方に付けるために同様の約束を行っている。

 「まったく新しい開発環境に慣れる必要はない。この業界の勝者は、予算の額ではなくアイデアで決まる」(同氏)

 岩田氏の最も斬新なアイデアは、任天堂の新型携帯ゲーム端末であるDSを中心にしたものだった。同氏は仮想ペットプログラム、「Nintendogs」のプレビュー版を披露したが、これはプレイヤーがDSのマイクとタッチスクリーンを使い、仮想の子犬をしつけたり、遊び相手になったり、入浴させたり、後始末を行うというもの。

 同氏はまた、「ElectroPlankton」の上級バージョンも披露した。こちらは、プレイヤーが浮遊する生体適合物質をタップしながら曲を作るというものだ。

 どちらのタイトルも従来のインタラクティブエンターテインメントの概念を広げるもので、現在出回っているようなゲームに関心を持たない一般層に訴えられる新しいソフトを開発するという同社の使命を象徴していると岩田氏は述べた。ゲーム業界が今後も成長していくためには、こうした取り組みが非常に重要になる。

 「われわれは、自分たちのためだけにゲームをつくっているのだろうか」と岩田氏は聴衆のゲーム開発者に問いかけた。「これまで自分ではプレイしたいと思わないゲームを何度つくったことがあるだろうか」(同氏)

 同氏によると、ゲーム業界をさらに前へと進めるためには、こうした斬新な考え方が少なくともテラフロップ級のプロセッサやハイエンドのグラフィックと同じくらい重要だという。「非常にリアルなゲームをつくることだけが、ゲームの体験向上につながるわけではない。われわれはゲームのクオリティについて複数の定義を用意する必要がある」(岩田氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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