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オリンパスと松下、デジタル一眼レフ技術で協業

2005/01/13 19:40
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 オリンパスと松下電器産業は1月13日、デジタル一眼レフカメラの技術に関して協業すると発表した。オリンパスが提唱する一眼レフシステム規格「フォーサーズシステム」に準拠したカメラの要素技術やキーデバイスを共同で開発する。これにより、松下はデジタル一眼レフ市場に参入することとなる。

 フォーサーズシステムはオリンパスと米Eastman Kodakが2002年9月に策定した規格。レンズマウントを標準化することで、異なるメーカーのカメラボディとレンズを組み合わせて利用することができる。3分の4インチ(4/3型)のイメージセンサーを利用し、カメラボディやレンズを銀塩一眼レフよりも小型にできるという。

オリンパスの小宮弘氏(左)と松下電器産業の大坪文雄氏

 オリンパスと松下は2006年春の製品化を目指し、共同でキーデバイスなどの開発を行う。今回の提携は松下が昨年10月ごろにオリンパスに持ちかけたという。「松下は2006年に世界シェア10%を取ることを目標として掲げており、本当のカメラメーカーとして市場に認知されるためにはデジタル一眼レフのラインアップが必要と考えた」(松下電器産業 代表取締役専務 パナソニックAVCネットワークス社 社長の大坪文雄氏)

 オリンパスにとっては、フォーサーズシステム準拠の製品を市場に増やし、ライバルのキヤノンやニコンのシェアを奪う狙いがある。また、デバイス技術やネットワーク技術に強みを持つ松下と提携することで、新たな特色を備えたデジタル一眼レフが開発できると判断した。

 オリンパスは世界デジタルカメラ市場においてキヤノン、ソニーに次ぐ3位の座にある(InfoTrends/CAP Ventures調査)。しかし市場の競争が激化したことから、2004年度上半期には同事業が赤字に転落している。一方の松下は最後発メーカーながら、独Leicaのレンズ採用や独自の手ぶれ補正機能などが好評でシェアを急拡大させている。8月に発売したコンパクト機のLUMIX DMC-FX7がヒットし、BCN総研の調べでは2004年9月に量販店店頭シェアでトップに立った。

 両社は共同開発した技術やデバイスを利用し、それぞれの商品戦略に基づいて製品化を進める。価格帯については「(これまで銀塩一眼レフを使わなかった層など)新しい需要を開拓する必要があり、ハイエンド機種ではない」(オリンパス取締役専務執行役員 兼 オリンパスイメージング代表取締役社長の小宮弘氏)と述べるにとどめた。

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