ラスベガス発--世の中にはPCを家庭の中心に据えたいと考えている人々もいるが、Motorolaではこの重要な役目を携帯電話機に担わせようとしている。
同社は今年、携帯電話機と連動するよう設計された製品を数多く発売する予定だが、このなかには例えば通常の電話回線にかかってきた電話を携帯電話で受けられるようにする特別なクレードルや、リモートからサーモスタットをコントロールするためのソフトウェアなどがある。
「人々はパーソナルな端末を通じたアクセスを望んでいる」とMotorolaのコネクテッドホーム部門でプレジデントを務めるDan Moloneyは述べている。
同社は先ごろ、携帯電話の市場シェアで第3位に後退したが、新たに2位となったSamsungとは勢力が伯仲している状況だ。
MotorolaがConsumer Electronics Show(CES)で公開した発売予定の製品のなかには、自宅敷地内のクルマの様子を動画で見られるようにする監視システムや、Wi-Fiもしくは携帯電話回線を通じて、家の中にある音楽プレイヤーから車載ハードディスクに楽曲を転送する装置などがあった。同社はまた、Ojoという799ドルの家庭用テレビ電話も披露した。
この家庭向けネットワーク戦略は、昨年1月に同社のCEOに就任したEd Zanderの指揮の下で進められているが、複数の事業部門が存在する同社では部門同士の連携がうまくとれないことも多かったとMoloneyは述べた。
「Edはわれわれに新しい視点から物事をとらえることを教えてくれた」(Moloney)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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