ソニー、CESで高品位映像対応技術を売り込む

Richard Shim (CNET News.com)2005年01月07日 20時54分

 ラスベガス発--ソニーの幹部らは、当地で開催中のConsumer Elctronics Show(CES)で高品位映像対応製品を中心とする多数の新製品を発表した。

 ソニーは米国時間6日、一連の新製品を発表した記者会見のなかで、同社の事業戦略の鍵を握るものとして、高品位テレビとBlu-ray Discを含むエンタテインメントの分野を挙げた。

 「われわれがユーザーに提供したいと考えているのはエンタテインメントの体験であり、単なるコンピュータ関連機器ではない。高品位映像技術はわれわれがこれを実現するための主要な手段になる」と、ソニー米国法人の最高経営責任者(CEO)Howard Stringerは述べた。

 薄型テレビの価格が下がり、また連邦通信委員会(FCC)がテレビ番組や放送のデジタル化を引き続き推進しているなかで、今年CESに出展しているどの電機メーカーにとっても、高品位映像技術は主要なテーマとなっている。

 Samsung Electronicsや東芝のようなメーカーは、今年新しいプラズマテレビや液晶テレビを出すと発表した。また、東芝は来年の第1四半期に同社のSEDディスプレイを採用したテレビや、薄型のブラウン管式テレビを発売することも明らかにした。

 ソニーは、年間を通して14機種の液晶テレビを発売すると述べた。これは同社が昨年発表した新型モデルの総数を上回る。同社は、46インチのQualia 005 HDTV(1万2000ドル)のほか、KLV-S23A10(23インチ、1300ドル)とKLV-S19A10(19インチ、1100ドル)の2機種の高品位LCDテレビを発表した。いずれも春には入手できるようになる。また、Memory Stick Proの容量を4Gバイトまで増量した。こちらは3月に900ドルで入手できるようになる。

 ソニーは、今月後半の発売を予定するVaio PCの新機種も発表した。RA SeriesデスクトップとA Seriesノートには、高品位ビデオに対応するマルチメディアソフトウェアが付属する。RAという2900ドルのデスクトップには2基の高速RWハードディスクも付属しており、HD編集がこれまでより簡単にできるようになる。一方、1700ドルのA SeriesノートPCは、100Gバイトのハードディスクを搭載し、17インチ・ディスプレイが付く。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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