崩れ始めたプラズマ神話?販売データが示す薄型テレビの地殻変動

 年末商戦、大画面薄型テレビの話題は、プラズマテレビ分野で瞬く間にトップシェアを握ったパナソニック「VIERA」シリーズの躍進と、液晶パネルの大型化で急速に低価格化が進む液晶テレビの普及だ。

 昨年までは、30型以上の大画面はプラズマ、30型以下は液晶という棲み分けができていた。しかし、最近この構図が微妙に揺らぎ始めている。プラズマの牙城である大画面クラスに、液晶がじわじわと迫りくる足音が聞こえ始めてきたからだ。

 まずはプラズマテレビのVIERAシリーズの躍進についてみてみよう。

 ほぼ1年くらい前までは、NECの生産設備を買収したパイオニアと、Woooシリーズを擁する日立が、プラズマテレビの2強として君臨していた。しかしここに来て、パナソニックやソニーなどの躍進が著しい。

 全国の大手家電量販店1491店舗のPOSデータを集計した「BCNランキング」によると、売り上げランキングの1位と2位をパナソニックのVIERAが獲得(表1)。

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