オリエント測器、世界初となる4.85GB、124分のDVD-Rを販売

 オリエント測器コンピュータ(伊藤智章社長)は、世界初となる4.85GBのDVD-Rメディア「Extreme eXtended」を販売開始する。10枚バルク(@145円前後)を9月20日に、5枚パック商品(@160円前後)を10月上旬に発売する。

 新商品は、これまでの4.7GB DVD-R(120分)よりも4分多い、4.85GBのDVD-R。2時間で収まりきらない映像番組や、書き込み時に多い外周のエラーを防止することができる。

 0.15MBの増加は、時間に換算して4分だが、記録やコピーするときに容量ぎりぎりだと外周エラーが起きやすく、同社では、「書き込みの最終段階までいきながらエラーが起きると、時間ばかりか、精神的にもダメージも多きい。その意味では朗報になる」とメリットを強調した。

 これまで使っていた4.7GB用のソフトウェア、ドライブを利用することができ、対応ドライブは4倍速まで。

 また、同社では、DVD-Rの初期ロットだけを集めた商品「MediaBOX製 DVD-R」を発売した。通常、DVD-Rの作製は、「スタンパー」と呼ばれる型抜きを使用して1枚の原版から何万枚ものDVD-Rを切り出しており、製造枚数が増えるに従い、スタンパーの磨耗が進み、製造されるDVD-Rの精度も悪くなる。

 新商品は、初期ロットである1万枚のみを取り出し、パッケージングしたこだわりのパック商品。いわば“DVD界の一番しぼり”といえ、「品質は格段にいい」という。主な利用用途は、コンテンツホルダーなどが商業用に使うDVD原版(マスター)や業務用など。

 パッケージについても、100枚バルクポットにあえて50枚のみを入れ、スペーサーによる紙の固定を行い、重みでDVD-Rの反りが出ないようにした。さらに、2重のダンボール梱包を行い、運送によるメディアへの悪影響を受けないよう配慮している。価格は、4倍速で単価200円前後、8倍速で同220円前後。

オリエント測器コンピュータ

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